ラブホテル

日活2007-06-22 - 日活 価格 ¥ 3,050
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ラブホテル

日活

価格(new/used): 3,050 円 / -- 円 より
発売日: (2007-06-22) アマゾン売上ランキング: 18830 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

相米作品の中で最もウエルメイドな情愛映画の傑作。
深夜、FMからもんたよしのりの「デザイア」が突然流れてきて、たまらなく今作が観たくなった。
80年代の日本映画界屈指の名監督相米慎二唯一の日活ロマン・ポルノ作品。撮影期間は10日間だったと言う。相米の十八番長廻しの撮影技法が、前述の「デザイア」や山口百恵の「夜へ、、、」、昭和歌謡のセンチメンタルな情念にのって、時に官能的、時に情動的に妖光輝く。鏡に反射される志水李里子への凌辱、マンションのベッドからキッチン、ソファにずるずると移動しながら絡み合う速水典子と益富信孝、二度に渡るラブホテルでの速水と寺田農のベッドシーンでの快楽と悔悟が混ぜ合わさったエロチシズム、と言ったロマン・ポルノらしいエロチックな描写と、例えば、堤防での寺田と速水の“あの時”以後のふたりの人生を語りあうシーンや、有名なあまりに哀切な速水の一人電話のシーンと言った名場面が目白押し。事業失敗、サラ金地獄、デリヘル、不倫、エロスの“赤光”、タナトスの“青光”、再会、天使、そして別離。お馴染みのシチュエーションの中、名美シリーズ、そして数ある相米作品の中でも、ひょっとしたら、最もロマンチシズムと情感に溢れた1作になっているのではないか。
日活ロマン・ポルノ最後の、そしてポルノとの枠を外しても差し支えない“情愛映画”の傑作。

バイブを股間に、汗だくでマジでイッている速水の勇気に拍手◆◆◆◆◆
セクシーもんとしての鑑賞より、珍しい「昭和映画」としてご覧になるべきやと思います。いまのセクシーもんがどんなんやら知らんのですけども、本作は、あっこに迫っていく発想です。股間にモザイクがかかっとる。本作は監督なりカメラさんが、出演女優の肢体全体を撮ろうとしとるんですなあ。そやから、ロングのカメラが多いし、細部のアップはなしに等しい。いまのAVのように、ケツや腹のアップは少ないです。そやのに、情事のあとで、すっぱかだでビールをとりにいくシーンとか妙に扇情的なんですなあ。

股間にバイブを挟んで全身汗だくで(撮影テイクのための本人の汗と思われる)海老反りになるシーンは、ホンマようやった、本気でイッとりはります。21世紀にこれやっても、女優さん、友達なくしますよ、というくらいゴツい。音声や画像も大いに昭和がかっていて、ちょっと暗い話ではありますが、21世紀の若者には新鮮やと思います
石井隆映画の源流
石井隆映画の源流を辿れば、この作品に行き着く。日活ロマンポルノやアート・シアター・
ギルドの要素を微かに包含し、それでいてラストシーンは、もろ相米慎二ワールドである。
村木も名美もまだおとなしく、熟成前のフルーティーなワインとでも言うような味わいだ。

当時は「ラブホテル」や「ダブルベッド」というタイトルだけでも十分刺激があったが、
今となっては前半、自暴自棄の村木が行う行為以外過激な場面はなく、むしろ全体の流れは、
ラブロマンスであり、速水典子は清純な感じさえする。(この作品は、それを狙っている)

この映画を見て、寺田農・速水典子・志水季里子・尾美としのり等、バイプレーヤーとして
活躍する人たちがもう少し評価されてもいいと思った。そういった懐の深さが、この映画の
村木・名美のシリーズが監督を代えて続くように、邦画の層を厚くし次代に繋がる気がする。