DVD恐怖劇場アンバランス Vol.3

ビクターエンタテインメント2007-07-27 - ビクターエンタテイ... 価格 ¥ 2,980
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DVD恐怖劇場アンバランス Vol.3

ビクターエンタテインメント

価格(new/used): 2,980 円 / 2,400 円 より
発売日: (2007-07-27) アマゾン売上ランキング: 18675 位
DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件

三角関係に幽体離脱を絡めた「死骸を呼ぶ女」と社会派ディレクターによる清張ミステリー
第5話「死骸を呼ぶ女」は、2人の男の間で心が揺れ動く女の気持ちを、主人公が何とか自分の方に向けさせようとする三角関係の話ですが、ライバルの男はよみがえった死体、女はさまよえる幽体である点がホラーになっています。煙突の煙の色の違い、白いテーブルクロスの上に引かれた平行線、新聞で作る紙の家は、ヒッチコック作品に対する神代監督のオマージュでしょうか? DVDの第1巻と第2巻に収録の4作品を見て「円谷プロ制作にしては特撮らしい特撮がないぞ」と不満を持たれた方、本話には、すさまじい崖崩れをバックに工事関係者たちが逃げまどう場面と、絶息状態に陥った女の肉体から幽体がぬけ出す描写に、得意の合成技術が巧みに使用されています。また登場場面は僅かながら、事故現場の救助指揮責任者として小林昭二が出演しているのも、ウルトラファンには嬉しい点でしょう。きびきびとした口調で手際よく作業を指揮する姿は天下一品です。なお「木乃伊の恋」同様、1993年にKSSから発売されたLDボックスには本話の別ヴァージョン30秒予告編が収録されていましたが、このDVDには未収録です。この2作品だけ2種類の予告編があるというのも不自然な話なので、もしかしたら全13話について予告編は2ヴァージョン作られていたのかもしれません。第6話「地方紙を買う女」は、松本清張の短編をフジテレビの社会派ドラマ『若者たち』で知られる森川時久が映像化した佳作。後に2時間ドラマにもなっていますが、幸福な結婚生活を送っていた女が、自分にはどうしようもない出来事によって犯罪の道へ落ち込んでいかざるを得なかった悲しく哀れな姿は、原作の分量から言ってもこの45分版の方がよく伝えきれているように思えます。女が嘘を言っていることに気づきながらもそれを口に出さない作家と、相手が自分の嘘に気づいていることを察しながらもそれをおくびにも出さない女。この2人の水面下の火花の散らしあいを、井川比佐志と夏圭子が好演しています。ラストに井川比佐志と山本圭の間で繰り広げられる激しい意見の応酬は、1960年代末期のディスカッションの時代の息吹を感じさせる、森川監督らしいカデンツァですが、悲しい結末で終わった事件の余韻を断ち切ってしまった点で、評価の分かれるところでしょう。第2巻同様、映像特典として収録されている夏圭子と井川比佐志のインタビューとトークが商品価値を高めています。


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