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激動の昭和史 沖縄決戦
東宝
価格(new/used):
4,041 円 /
-- 円 より
発売日:
(2007-07-27)
アマゾン売上ランキング:
3633 位 DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 7件
日本人が知らねばならない沖縄で起こったこと…
まず、この映画のメイキングを観て岡本監督の凄さを実感した。何と低予算のため撮影に数十人しか参加していないという。それなのに映画を観ている間はさも大人数による決戦のように映しているのは見事としか言えない。
先日、話をした大学生は日本とアメリカが戦争をしたことを知らなかった。原爆も知らなかった。ビックリした。そうした若者世代こそ観て欲しい映画。岡本作品にはコミカルな演出とシリアルなストーリーがあるが、本作は最初から最後まで至ってシリアルである。脚本が新藤兼人であるというのも驚き。スタッフ、キャスト共に一流が集まり、あの時代に沖縄で何があったのかを後世に残そうとしているようだ。これだけ良くできた映画が今までDVD化されなかったのは不思議。現存する最も保存が良いフィルムを使っているので画像もなかなか良い。しかし、歴史に残すべき作品だけに、デジタルリマスター版にして欲しかった。細かな数字や沖縄で実際に起こった出来事(最近まで秘密とされていた日本軍による島民の大虐殺…実際に米兵に殺された島民より、日本軍に処刑された島民の方が数が多いという。)は、製作当時は知られていなかったので完全に正確ではない(硫黄島の日本軍1万、米軍は6万と言っているが、正しくは日本軍は2.1万、米軍はもっと多いと思う…)が、この映画では「菊水作戦」や「対馬丸」など、沖縄戦に関する出来事もグローバルに映画いているので戦いの全体像を知ることが出来る。編集や選出、役者の演技も卓越した名作。
戦火の中を歩く少女の姿は、後のスピルバーグの「シンドラーのリスト」の赤服の少女を思い出させる。(スピルバーグが真似したのか?)
昨今は洋画も邦画も派手な演出が目立つ凡作が多いが、こうした昔の名作を画質や音質に手を加えて、リバイバル上映しても良いのではないだろうか?
少なくとも「椿○十○」をリメイクする無駄な予算があるのなら、リバイバル予算へ回して欲しい。
映画アルチザンの描く沖縄戦
岡本喜八監督の作品群の中で、戦争を取り上げた題材として、終戦までの政府の動きをおった「日本の一番長い日」や、岡本監督の個人史も投影された「肉弾」は有名ですが、本作もそれに劣らない作品です。
昭和20年の沖縄戦は、15万もの県民に犠牲者を出した悲惨なものでしたが、その沖縄戦全体を大きな群像劇として描いていきます。予算的な制約(戦闘シーンの撮影なのに日米両軍あわせて2個小隊分しか集められないときも)なども、岡本監督の技術や、それこそ東宝名物の特撮も駆使して再現していきます。
沖縄を本土防衛の捨て駒とした、参謀本部の作戦指導のあり方から、戦場で生活していく人々の姿まで、俯瞰から蟻の視点まで広がる作品をだれることなく見せるのは、優れた俳優の演技と、やはり監督のすごいところです。
また戦闘描写も、「プライベート・ライアン」やイーストウッド監督の「硫黄島2部作」に劣らず、凄惨な場面もできる限り再現されています。
個人的には「ダイヤモンド」である池部良さん扮する大田実少将の描かれ方が印象にのこります。
「戦争」を教えてくれる作品です。
VHS以来、約15年振りに見ました。
年数得ても色褪せない作品ですね。
極端に美化・惨化されずに作られた「昭和史」だと思います。
国内でどのような戦があり、どのような惨状が展開されたのかを、若い方にも見てもらい、ぜひ知ってもらいたいですね。
発売タイミングが丁度いいですから、アホな教科書何とか委員会とやらにも見させてやりたいものです。
日本の激戦地に感じる命の尊さ
この作品は、8.15シリーズ5作目。軍病院に入隊する「ひめゆり」や「鉄血勤皇隊」の学徒たちの若い映像から、太平洋戦争屈指の激戦地沖縄の状況の落差が、戦争の一層の悲惨さを物語っているという感じです。
映像は爆撃シーンや敵陣地突入、住民の自爆玉砕などではリアリティーがあり沖縄戦での貴重なドラマといえます。
また当時のフィルムを活用するとともに時系列的に戦争状況を語られている点では、史実としての沖縄戦を伝える内容となっています。
この映画を見ると、国内戦の痛々しさとともに、人生で最も楽しい時期であるはずの青春時代に、なぜ多くの若者たちが散っていったのかを愚かしく感じます。必見の価値ある作品です。
「硫黄島からの手紙」とも比べて観たら面白いかも
樋口監督や庵野監督も絶賛のこの映画、ようやくDVD化されて嬉しい限りです。
タイトルは重いが、そこは喜八監督の事、シリアスな中にも笑いがあり、杓子定規な「戦争映画」の枠に収まらない作品になっています。
主役級の俳優達は勿論のこと、それこそ名も無い脇役の最期まで丁寧に描いているのですが、「名も無い」彼らが何と魅力的であることか!!これは脚本の力ですかね。
それぞれの登場人物たちを追うだけでも何回も繰り返してみてしまえる。正に「買って損の無い」DVDです。
イーストウッド監督は絶対「沖縄決戦」を観ていたと思いますよ。
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