欲望という名の電車

ファーストトレーディング2006-12-14 - ファーストトレーデ... 価格 ¥ 300
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欲望という名の電車

ファーストトレーディング

価格(new/used): 300 円 / 480 円 より
発売日: (2006-12-14) アマゾン売上ランキング: 42007 位
DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 5件

残酷な人生をあまさず描く
 ブランチ(ヴィヴィアン・リー)は落ちぶれて、ニューオリンズの妹のステラ(キム・ハンター)の家に居候する。妹の夫のスタンリー(マーロン・ブランド)は、上流階級から転落したブランチとは反対の、下層階級に属する粗野な男だ。ブランチは今は虚飾にしかすがりつくところがない。彼女は求婚してくれたミッチ(カール・マルデン)からも見放され、スタンリーのいじめを受けて、精神病院に送られる。
 電車の路線名が「欲望」、停留所の名前が「墓場」とは、人生の残酷さを象徴している。おそろしいストーリーだ。アメリカが舞台ではあるけれど、地方の名家の誇り高い女が、東京かどこかのスラム街に流れてきたとみれば、他人事ではない感じがする。映画はスタンリーの汗臭ささへ感じさせる。ブランチ、ステラ、スタンリーそしてミッチの4人の演技が格闘技のようにもつれあう。
 
迫真の演技
ビビアン・リーが、狂気極まる姉の役を見事に演じている。精神を患ってしまった主人公は、あまりにも繊細で、はかなく、観ていながら、こみあげてくるものがあった。スタンリーのすさんだ暮らしや性格も、マーロン・ブランドが熱演していた。ビビアン・リーの主演映画は、女性の生き方について考えさせられるものが多々あり、見ごたえがあると思う。
原作と内容が違う所があります
この映画、原作と違う台詞があるのです。
ブランチが夫に自殺する直前に言った言葉です。
今、見直してみると映画版の展開の方が
ブランチの深層心理に及ぼした影響が納得が行きます。
人はどうしょうもなく他人に縋りたくなる時があります。
それを弱さと決め付けるのはたやすいが
相手を追いつめる最大の凶器ともなる。

ブランチは夫を言葉で殺し、夫の影を追うように夫と同じ人間になった。

どうすることもできない救われることのない社会から隔絶した女の悲劇がここにある。
電車って、路面電車のことか?!
前作1948年“アンナ・カレニーナ”の見事な演技から3年、ビビアンの迫力あるブランチ役にとにかく興奮しました。“風と共に去りぬ”よりも遥かに良かったです。

プランド(27歳)の短気な性格、ビビアン(38歳)の美しい魅力ある年上女性を見事に演出し、当時の家庭内暴力(DV)は現代では大きな国内問題となっているが、それよりも、姉妹であっても居候の身の家族関係の難しさは今日でもよく理解できることです。

また、精神病を患いながらの役は十分にアカデミー賞に値する名演技でした。

ブランドにとっては出世作となり、後にビビアンと同様にどちらも生涯二つのオスカーを受賞するというコンビはとてもすばらしいに尽きる。もちらん、カール・マルデン、キム・ハンターらのオスカー賞助演俳優の名演技も忘れてはいけない。
暴力とプライドと堕落の世界
「ガラスの動物園」「熱いトタン屋根の猫」「イグアナの夜」等の作品を
世に送り出した有名な米国劇作家テネシー=ウィリアムスの作品。
屈折した人間を描くことに長けている彼の作品を映画化したこの作品で
誇り高いブランシュを演じるのはヴィヴィアン=リー。
実は身を持ち崩してよりどころの無い彼女は妹夫婦の家に身を寄せる。
妹夫婦も決して健全な生活を送っているとはいえない。
妹の夫スタンリーとブランシュは水と油のように反発しあう。
ブランシュが隠す彼女のバックグラウンドに
何かを感じ取っているスタンリーは、その直感の裏づけを得ると
彼女に現実を見せつける。

文学的な作品なので、エンタテイメント性には欠けるかもしれないが、
舞台を見るようなつもりで観るとよいかもしれない。