真昼の決闘

ファーストトレーディング2006-12-14 - ファーストトレーデ... 価格 ¥ 300
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真昼の決闘

ファーストトレーディング

価格(new/used): 300 円 / 380 円 より
発売日: (2006-12-14) アマゾン売上ランキング: 24000 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件

孤立無援の名画
「そういう時代だった」とよく言われる。内外共に多くの困難を抱え、未だ安定した大国ではなかった米国。映画は「仇討ち」に対する孤立無援の「迎え撃ち」というテーマが明確で、「正午」もはっきりしていて解りやすい。観客も自分の時計を見ながら汽笛に耳を澄ませていた。テーマソングが名曲で、「弱い」保安官の心中を歌っている。西部劇の名画だ。
異色の名作
非常に有名な作品ですが他の名作に比べたら異色の作品です。主役のゲーリー・クーパーを結局最後まで妻役のグレース・ケリー以外助けようとしない。孤立無援の主役である。普通のアメリカ映画なら最後に三々五々助っ人が現れて大円団で拍手拍手で終わるはず・・・。ただこの映画ではそうはならない。最後まで孤立無援で去っていく。この映画が作られた時代はいわゆる「赤狩り」の時代であります(もう死語ですね。若い人は分からない)。その時代を表した異色の作品ではありますが、今の時代でも感動を与えるのがこの映画のすごいところ。グレース・ケリーはこの映画がメジャー・デビュー作品(やはり美しい)。ゲーリー・クーパーは見事な復帰の起死回生の名作。そして最後に名曲「ハイ・ヌーン」。
味わい深いゲーリー・クーパー
若き日のG.クーパーは颯爽としていた。0.6秒の早撃ち、鮮やかな身のこなし、そして甘いマスク。彼が出てくるだけで映画の画面は引き締まった。ところが戦後、彼は悩めることとなる。出演作の不振、寄る年波、自らのスキャンダル・・・。こうした逆境を乗り越えて見事に復活したのが本作だと言って良い。撮影当時50歳、体力の衰えを逆手にとり、任期を終えた保安官役を見事に演じ切った。

刻々と迫りくる時間を大時計が示す西部の町「ハドリービル」。来るぞ、来るぞ・・・F.ジンネマンの演出は容赦なく人間の心理を焙り出す。モノクロの画面が一層緊迫感を醸し出す。一人、また一人と人々から見放され、花嫁まで去った後、保安官ウィルは一人で悪人と立ち向うことになる。それはどことなく現代社会をも連想させる構図だ。

この映画は決して派手な西部劇ではない。どちらかと言えば西部の町という舞台を借りた人間ドラマだと言って良い。そして、ここでのクーパーは実に味わい深い演技で人々を魅了し、F.ジンネマンの思い切った演出に見事に応えた。また花嫁役を演じたG.ケリーも清楚に花を添える。アカデミー歌曲賞を取った主題歌「ハイ・ヌーン」も画面と共に印象深い。

当初、グレゴリー・ペックが演じるはずだったというウィル役。もし彼が演じていたら果たしてこのような名演技ができただろうかと考える。また、そうなると余った出演料でこの映画をカラーで撮影する選択枝もあったわけで、全く違った印象になったかもしれないのだ。
悪に立ち向かう孤独な保安官!
1870年、西部の「ハドリーヴィル」の町を舞台に、5年前に逮捕した無頼漢が保釈されて「正午到着」の汽車でこの町に着くという電報が届く、町を去ろうとした保安官が再びバッジを胸につけ1人で立ち向かう姿を描く、1952年製作・『フレッド・ジンネマン監督』の傑作西部劇。
【町の保安官ウィル・ケイン(主演:ゲイリー・クーパー)は、無法者たちと戦うため助勢を求めて酒場や教会を訪れ最後に2人の親友に頼み込むが、町の人々は尻ごみして力になってくれないが・・・・・。】
緊迫感溢れる刻々と迫る正午の汽車の到着時間・機転を利かす妻エミイ(主演:グレイス・ケリー)の働き・4対1の決闘に不屈の精神で戦う孤独な銃撃シーンなどは壮絶で圧巻!
また、音楽担当: 「ディミトリ・ティオムキン」の迫力ある「♪ハイ・ヌーン」も聴きどころ!
High Noon
誰もが「自分がケインだったらどうしただらう?」と考えさせられる。かなり勇気がいる決断である。

正義感と使命感に燃えるケイン役をオスカー俳優ゲーリー・クーパーが演じる。作品としては“時計”がとても気になる嫌な小道具として何度も映り、“汽笛”の音と合わせて恐怖心を誘い出している。

西部劇なのにこれほど銃を抜かない作品は珍しい。不満としては悪役があまりにも弱すぎるのが難点でした。それよりも、ゲーリーとグレースの名優の共演だけでも見る価値は十分にある。1953年アカデミー賞7部門にノミネートされ、うち4つのオスカーを受賞した名作です。テーマソングでもあるテックス・リッターの“High Noon(Do Not Forsake Me)”がとても情緒豊かに流れ、さすがアカデミー受賞曲に相応しい良い曲です。