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TOKUMA Anime Collect... |
| 徳間書店2006-12-22 - 徳間書店 価格 ¥ 5,435 | |
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徳間書店 価格(new/used): 5,435 円 / 4,080 円 より 発売日: (2006-12-22) アマゾン売上ランキング: 9965 位 DVD / 通常3~5日以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 2件 アニメーションとしては素晴らしい安彦良和原作・作画監督のアニメーション映画。 ギリシア神話のプロメテウス神話を下敷きに、神が人間と同じ「死ぬ存在」として描かれる。 全編通して美しい背景、崩れる事のないキャラクター造形がとにかく素晴らしい。特に、活劇部分でも絵が崩れない所は当時の技術の水準の高さを物語っている。また、キャラクターの個性や人間関係は非常に典型的であり、(少年漫画として)完成された美しい物語構成になっている。 しかし、長編漫画を短い映画にまとめてしまったためか、全体を通してみると、テーマ性に大きな矛盾があるように見えてしまう。例えば、プロメテウス(=革命家)とその後継者アリオンによる近親相姦的世界の否定のはずが、アリオン自身は近親相姦を肯定しているように見えてしまう。 つまり、神々の支配を守る為の近親相姦と自由な人間同士のそれとは、同質性を賛美し異質な者を排除する点では何ら変わりない。それが再び神の支配と同じ事態を引き起こすとしたら、何の為に神と人間の二項対立を作ったのかわからない。 人の性と伝承神々の物語であるにも関わらずやけに人臭い。 ギリシャ神話に限った事ではない。 人の歴史の断片が「象徴」されているのが神話・伝承なのだろう。 (この間玄関先に攻めてきた「○○○の塔」の人にそのことを話したら怪訝な顔をされた) 「ジャンヌ」「イエス」「ナムジ」等々につながる安彦氏の基本的な流れの 原点のひとつとしてこの「アリオン」は位置づけられる。 ただ2時間枠ではやはり苦しい内容だったといわざるを得ない。 (日本アニメは日本国内市場という制約の中でやらざるを得ないのだが…) |