ゼーガペイン FILE.04

バンダイビジュアル2006-10-27 - バンダイビジュアル 価格 ¥ 2,790
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ゼーガペイン FILE.04

バンダイビジュアル

価格(new/used): 2,790 円 / 2,797 円 より
発売日: (2006-10-27) アマゾン売上ランキング: 25889 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

こういう作品が評価されるようになって欲しい
この作品を制作しているサンライズは誰もが知っているような最大手会社です。
しかし、バンダイに子会社化されてからは、少々がっかりするような内容の作品が多く、その都度失望させられたものでした。
具体的に言うと、ガンダムSEEDに代表される、プラモデル等のおもちゃを売ることを目的に作られた販促アニメのことです。
アニメ制作もビジネスである以上、商業的に成功を目指すことは当たり前のことですが、おもちゃを売りたいという姿勢が強く出すぎて、内容がお粗末なものが目立っていました。
結果、ガンダムSEEDというコンテンツは、宇宙世紀ガンダムのような人気を博すことは出来なかったようですが、当然のことといえます。
人々を魅了するアニメだからこそ、関連グッズが欲しくなるのですから。
前置きが長くなりましたが、このゼーガペインは真面目に作られた良質なアニメだと断言できます。
作り手の真摯な姿勢、難解ではあるけど破綻の無いストーリー、緻密で美しい映像、作品に込められた健全なメッセージ。
サンライズはこのような珠玉の作品を生み出すスタジオであって欲しいです。
前半部分の締めである、第10話は私の最も好きなエピソードのひとつです。
なんていうか、せつないです。
最終話までご覧になってから、もう一度見て欲しいです。
加速する物語
第10話「また、夏が来る」 この話は、今後の物語に大きく影響するエピソードだと思います。守凪了子という今までは、キョウの幼なじみでしかなかった彼女に大きな変革をもたらす序章であり、リョーコが見つけたディスクと「また、夏が来る」の意味が後にキョウに重くのしかかってくることになる。そしてリョーコの考えた自主制作映画のシナリオ・・・ 第6話から物語が始まり、この第10話で加速し始めたのではないのかと思う。
残される者の「痛み」
この巻の見所はなんといっても「残るまぼろし」でしょう。
もはやドライダメージもウェットダメージも修復が難しいアークに襲い来る死という恐怖。
いや、厳密に言えば「消滅」なのだが、例えプログラムであっても自我を持ち生きようとする意思があるかぎり
それは「生きている」と言えるのだから「死」と表現した方が正しい。

また、舞浜でのクリス夫妻の思い出作りは事情を知っている者には見てて何ともやりきれない感じが強いです。
特にクリスにはそれが強く圧し掛かっています。
そして最後の戦場ともいうべき所でクリスはアークのためにある一つの決意をします。
しかしアークは・・・

この話で上手いと思ったのはクリスの残される者としての痛みがとてもリアルな所だと私は思います。
彼の悲しき叫びがその悲劇に拍車を掛けているのですから。
観ているコチラも思わずクるものがありました。

「消されるなこの想い 忘れるな我が痛み」
そのテーマ性が垣間見えた巻だと思います。
最低限ここまでは観てほしい
第9話「ウェットダメージ」
第10話「また、夏が来る」
第11話「残るまぼろし」を収録。

最初の大きな泣き所ともいえる、第11話「残るまぼろし」(脚本 関島 眞頼)は必見。
身をすり減らして戦う傭兵クリスとアーク。
その二人が最期の戦場として選んだオケアノスにはシズノがいてキョウがいた。
言葉には出来ない、切なさ大爆発なエピソードです。

第10話「また、夏が来る」(脚本 村井 さだゆき)は特殊EDで歌が違います。
大多数の方は曲を替えてほしくはないと思っているでしょうが、次回からは戻りますので安心してください。
演出としてみれば良いEDです。

第9話「ウェットダメージ」(脚本 高山 カツヒコ)は、熱血でインテリという希有なる主人公 十凍京を中心に展開。
頭が良いはずのキョウが、サービス問題である中学レベルの問題がどうしても解けない。
今のキョウが以前のキョウではないこと、失った真実を知る回。
作戦への参加の交換条件として水泳部の廃部の1ヶ月間延期をシマに願い出るのですが、後から見返すと深い意味を持っていることが分かります。
オケアノスクルーの困惑を気にとめておいてください。