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不詳の人 |
| BBMC2006-05-26 - BBMC 価格 ¥ 2,990 | |
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不詳の人BBMC 価格(new/used): 2,990 円 / 1,400 円 より 発売日: (2006-05-26) アマゾン売上ランキング: 45394 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件 『不詳の人』と『道』一昔前にキアロスタミやダルデンヌ兄弟が行っていた擬似ドキュメンタリーのテイストを「PRビデオ」や「取材撮影」という形でより露骨にドキュメンタリーの形式にあてはめた本作は、過去の『その男、狂棒に突き』の流れを更に推し進めた形の良作だと言える。 表題作『不詳の人』は怪しげな俳優指導を行う自称ハリウッド俳優・舟木テツヲとその塾生たち、そしてPRビデオの撮影を頼まれた監督の木下(山下監督本人)とスタッフたちの会話を中心に、その後の詐欺疑惑へと話は進んでいく。 また短編『道』ではひょんなことから評価されてしまった22歳の自主映画監督の野嵜と周囲との軋轢、更には憧れの俳優・舟木テツヲがここにも登場し(スターシステムか?)、撮影現場は収集不可能な状態まで崩壊してしまう。すこしでも自主映画に携わったことがある人間には思い当たる節があり過ぎる程のおかしみを提示する。 楽しむためには被写体への感情移入は厳禁、これは状況を笑うために用いられた擬似ドキュメンタリーの形式に則って、端から見れば可笑しいけれど当人たちはいたって大真面目という状況を楽しめばいい。 しかし撮影者までもが笑いに加担する状況(『不詳の人』)や予想を超えたタフな若者にあっけにとられる様(『道』)までも笑いに昇華させている山下の手腕は、同じ擬似ドキュメンタリーで笑いを取ろうと試みた他の作品の追随を許さない。安易な悪意(意地悪?)のフィルターで被写体を笑う物として追うのではなく、撮影者本人たちまで知らないうちに巻き込まれてしまったかのような撮り方が嫌味なく笑わせてくれるのだ。 |