春の雪

東宝2006-04-28 - 東宝 価格 ¥ 2,889
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春の雪

東宝

価格(new/used): 2,889 円 / 1,500 円 より
発売日: (2006-04-28) アマゾン売上ランキング: 6651 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 46件

美しい映像と幻のような物語
三島文学の美しい世界観が表現されています。
ただ少し残念な部分もあります。

ひとつは清顕の聡子への想いが少し思春期の少年っぽくなりすぎていて、原作のもっと複雑でひねくれた感情と違うように感じてしまったところ。

それから本多青年がどうも印象に残らないところ。もう『豊饒の海』で続編を映像化する気がないからかもしれませんが、この後の世界を暗示させるくらいインパクトがある人物であってほしかったです。

そして何より主題歌がイメージに合わない。これで★ひとつ減らしました。テロップ流れてあれはひどすぎです。それなら劇中流れていたクラシックの方がよかった。
宇多田光は好きなのですが、でもなんでも使えばいいってものじゃないだろうと思います。

映画自体は作品にかなり忠実で、文学作品を読み終えたときに似た心地よさを味わえます。三島文学好きな方はもちろん、今まで苦手とされていた方にもお勧めできます。
良い意味で裏切られた、良かったです。
 映画の番宣を見たときは、なんかベタな感じで、予定調和なつまらない映画かなと思いました。しかし、実際見てみると最後まで飽きずにみました。やっぱり、原作がよくできているせいだったのかなぁ。
 男女二人の切なく、じれったい恋愛に引き込まれました。また、主人公とその友人田中との友情も羨ましかったです。
 トータルでは、よくできていたと思う。
優雅と高貴の世界
この映画を見たのは、三島の原作を読んだ後でした。
原作と異なる場面も多々見られるものの、竹内さんがあれほど高貴で美しい聡子を演じるとは驚いてしまいました。そして内面の葛藤と激しい恋への情熱を秘めた清顕に妻夫木さんというキャストも、見終えた今はぴったりだったと思います。

三島作品の映像化は、美しいかどうかが一番の要ではないでしょうか。
大正時代の華族の恋物語に現実性など到底望めませんが、それもまた映画の良さだと素直に感じる作品です。それほど音楽、映像、その他演出が絢爛たる優雅さを表現しています。
「春の雪」にラブストーリーや純愛という言葉は安普請です。

(それだけにラストの一言は、やはり監督が「世界の中心〜」・・の方なんだな、と改めて実感してしまいした。)

素晴らしい映像作品ですが、映画と共に原作も読んでみることをお勧めします。
欠点は二ヶ所だけ
妻夫木聡と竹内結子が三島作品を演じると聞いて「えー?ちょっと…」と思いました。が、出来の良さに溜め息が出ました。作品をありのままに映画化というより、三島的な映像を再現した、と、私は思います。竹内結子の豊かな表現は素晴らしかったです。妻夫木が演じる「大正の青年」はとても難しいと思います。何に対しても空虚な青年が、皮肉りながらも恋をしていると気付き、若さゆえの恋に身を投じてしまう…。
映像と流れが美しい。輪廻がテーマであるが、この部分を簡潔にしているためすっきりしていると思う。惜しかったのは竹内結子の肌が荒れて映っている場面と、ラストの歌。この歌は歌で良いけど、作品には合わないと思う。
三島由紀夫ですが
あまりにも印象が薄い作品です。
半年前くらいに1度見ていたのですがそんなことはてっきり忘れて、三島由紀夫というだけでまた借りてしまいました。15分程見ていたのですがそれでもまだ思い出せず、家族に指摘されてようやく気づきました。私は記憶力は良い方で、小学生のときに見たいくつかの映画のシーンを鮮明に、かなり正確に思い出すことができます、優れた映画に関しては・・。あまりに印象に薄い映画でした。