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雁の寺 |
| 角川映画2005-09-23 - 角川映画 価格 ¥ 4,338 | |
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雁の寺角川映画 価格(new/used): 4,338 円 / -- 円 より 発売日: (2005-09-23) アマゾン売上ランキング: 42953 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件 人間の裏側感念的なドラマかと思いきや、生臭坊主と愛人の関係を、若い見習い坊主の目線から見た、嫉妬、狂気を交えた、サスペンス映画の傑作である。今村昌平に継承している、覗きのカメラアングルはとても面白い。とにかく医者と坊主はやっぱり助平だった(笑) 川島雄三とF・フェリーニが握手した昭和初期の京都の禅寺を舞台に、あるまじき痴態に狂う住職と、 口べらしのため寺に預けられた修行僧の確執から起こる事件を軸と して、和製フェリーニと呼ぶがごとき視線で生臭坊主達の生態をブ ラックな視点で描く。 「しとやかな獣」同様、覗き込むようなアングルを多用した、 脂っこいカメラワークが映し出す若尾文子の存在が白眉。住職を狂 わせ、思春期の修行僧を溺れさすその色気。「うち、見られてし もた・・」とつぶやく場面など最高である。 若尾が修行僧の犯行に気づいて寺をさまようクライマックスから、 すっかり観光地化してしまった現在の寺を紹介する場面。戦前と戦 後の異なる視点から、世俗化してしまった仏門の世界をあぶりだし ている。邦楽とモダンジャズの使い分けも見事。 情が深いのも良し悪しか、やっちゃ場の女、ふうてん老人日記、爛(ただれ)、その夜は忘れない、家庭の事情、雁の寺、しとやかな獣たち、以上7作品が若尾文子29歳、主演女優としても時期的には邦画の全盛期でもあった1962年のたった一年間の全主演作、作品名を並べただけなのに時の勢いというものは凄いものなのだな、とあらためて感心を越えて感動してしまいます、現在の29歳前後の人気女優を主演にして1年間で同様の映画群を作り上げるなど夢のまた夢でしょう、(小津安二郎遺作「秋刀魚の味」も1962年公開) 若尾は1960年代末の邦画衰退期まで(自身の年齢で30代半ばまで)主演女優として活躍を続けますが1962年は正にキャリアの頂点といって過言ではない活躍だったわけです、当然に極めて重要なことだが「美貌と色香」も圧倒的だったことを忘れてはならない、当時、若尾文子目当てで劇場に向った大多数の男性観客がこんな女なら寿命を縮めることがあってももいいかもしれない、と思いながら鑑賞したであろうことも間違いないのである、 本作は水上勉のベストセラー小説を監督川島雄三、脚本新藤兼人の名コンビで脚色したもの、若尾が主演でなければ決して実現しなかったであろう「情」の深さが当時の邦画界プロフェッショナル達の腕の確かさにより見事にフィルムに焼きつけられた逸品、けっして誰にでも勧められるような気楽な物語ではないが、重い映画、に免疫のある方にはぜひ鑑賞を奨めたい(重い、といっても松竹ヌーベルバーグが発散しているような政治プロパガンダ的な重さはうすい)、若尾ばかりを取り上げてしまったが、いつもながら清冽な印象を残す木村功ほかの見所ももちろん多い、 同じテーマの商品を探す
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