もし、あなたなら ~6つの視線 [DVD]

エスピーオー2005-07-29 - エスピーオー 価格 ¥ 1,054
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もし、あなたなら ~6つの視線 [DVD]

エスピーオー

価格(new/used): 1,054 円 / 1,053 円 より
発売日: (2005-07-29) アマゾン売上ランキング: 36858 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 4件

もし、あなたなら 〜6つの視線〜
 見ている最中は、人権委員会が製作した映画だとは全く知らず、『JSA』『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督が最後の短編を手がけていると聞いただけで、見ました。
 だけど、良くない作品はひとつも無く、どれも印象的で考えさせられるものでした。
 ただしDVDのパッケージに『顔の価値』の二人を大きく映すというのには納得がいきません。もちろん悪い映画じゃないんですが、なぜこんなに大きく取り上げているのだろう?と不可思議に思いました。
 さて期待していたパク・チャヌクの短編ですが、チャンドラの悲しみがすごく伝わってきて、別に精神病院の人たちが悪いことをしているつもりは無くても、もうちょっとなんかできたんではないかと思ってしまいました。彼女が奪われた6年間を思うと、とても悲しくなります。
 『子猫をお願い』の監督のやつも、すごく印象的で良かったです。男の子がすごくかわいそうだった。
 他に『大陸横断』などもとてもよかったです。
 
 とにかく色々短編があるので、どれか好きになるものがあると思いますよ!
何度観ても、ぞっとする・・・。
韓国って、実はオソロシイ国だなぁと、本作で思わされました(日本も他国の事いえないが)

個人的には第2話と第4話が特に衝撃的でした。

第2話「その男、事情あり」
人間の血がまるで通っていないこんなマンション、絶対住みたくないぞ・・・。

第4話「神秘的な英語の国」
観てるこっちが痛かった・・・。手術を受ける男の子の泣く演技が上手すぎるだけに・・・。
実際の手術の映像も生々しくて厭だった。
くだらない目的のためにあんな痛い思いをさせられる子供は堪ったものじゃないな。

隣人「韓国」の遠さとすごさを教えられた。冬ソナで勘違いしている方々必見!
第1話は、美醜によってバンバン女を差別する話。第2話は、性犯罪者が住むマンションの住人たちの話。第3話が、身体障害者の視点から見る社会。第4話が、「英語熱」のために、子どもの舌を切って英語の発音用に強制する話。第5話は、美人となると気楽に声をかける男が経験した恐怖。第6話は、韓国に出稼ぎに来たネパール人女性の数奇な人生の話。

6本ともすごい。韓国社会がかかえる様々な問題を風刺ホラーで描いた秀作ぞろいです。すべていいです。何回見ても発見があります。

韓国って遠い国ですね、やはり。この6本の映画で描かれている「身体感覚=身体を人工的に変えることへの抵抗感の希薄さ」と(舌の手術の場面とか、気軽な整形美容手術への対応とか)、目的達成のためにストレートに動く行動様式とか。

同じアジアだろうが、隣国だろうが、全く違う。日本人は、この違いを直視して、学ばないとなあ。この映画を視ると、日本人がいかに酔生夢死の、ぼんやりとした国民かわかる。

蛇足ながら、第5話に出演しているチ・ジニさんは、『チャングムの誓い』でヒロインの恋人を演じた美男男優ですが、演技力もある人だということが、この映画を見るとよくわかります。この5話がさりげなくホラーで、私は好きです。こんな短編映画作れる監督って才能ある!
韓国の国の人権委員会がつくったらしい。なんだか凄い。
個人的な記憶能力の問題といえますが、
オムニバス形式の作品って、印象に残るのは六本あれば
良くて四本、酷いと二本ぐらいってことないですか?
私だけかもしれませんが・・・。

このオムニバスはですね、どの作品も鋭く敏感で、計算ずくで
はっとさせられました。
だからどの作品の世界も思い出すことが出来ます。

パクチャヌク監督の作品『N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない』は
『オールドボーイ』を考えると、かなりタイプが異なります。
ドキュメンタリー作家の作品に思えます。
ある種復讐テーマともとれますけどね。

全く知りませんでしたが、『彼女の重さ』のイムスルレ監督も
今後の作品が楽しみに思えます。
ともかく韓国映画界の層の厚さを感じざる得ない六本。

いやしかし、このような映画に見ごたえがあるということは、
テーマ(=人権)に重みがあるということです。怒り爆発的な。
この映画に出てくる偏見の数々に日本人としては違和感を抱くけど、
割と日常的なものですよと監督は言います。結構キツイ社会です。
ゆえに、韓国の一流?アーティストは積極的に社会問題に
取り組んでいるのでしょう。

第二段もあるらしいので、素晴らしい作品を期待しましょう。