フェリーニのローマ [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント2005-04-28 - 20世紀 フォック... 価格
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
フェリーニのローマ [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

価格(new/used): -- 円 / 1,080 円 より
発売日: (2005-04-28) アマゾン売上ランキング: 42292 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件

夢の中のローマ
ローマを舞台にした映画で傑作といえば「ローマの休日」とこの映画です。
でもアメリカ映画の「ローマの休日」がほとんどのシーンをローマでロケしたのとは対照的に、イタリア映画の本作ではほとんどのシーンをセットで撮影しています。
なぜならこの映画に現れるローマは現実のローマではなくて、フェリーニの頭の中に構築されたローマだからです。

戦前の庶民の夕食のシーン。
路上にテーブルを出した下町のレストランで人々がおおせいな食欲を見せ付けてくれます。
テーブルの側を市電が走り、子供は泣き喚き、大道芸人がテーブルの間を縫って歌います。
けれども人々はそんなことお構いなしにただ食べ続けます。
それだけのシーンなのに妙に懐かしく、まるで自分も彼らに混じって食事を共にしている気持ちにさせてくれます。

そんなシーンが次から次へと脈絡もなく現れては消えていきます。

現代の空気に触れた途端に風と共に消えていく古代の地下遺跡。
戦前の娼館でのバイタリティ溢れる娼婦達の馬鹿騒ぎ。
古びた豪邸で繰り広げられる教皇庁主催のファッションショー。
暴走族のオートバイの爆音とライトに照らされて一瞬輝くローマの遺跡群。

好きな人には堪らないが、嫌いな人には耐えられない。
そんな場面の連続です。

画面の奥からフェリーニの「私のことをを好きな人だけこの映画を見てください。」という呟きが聞こえてくるようです。


ローマをモチーフにした小話を集めた作品
この映画には一貫したストーリーは有りませんし、主人公もいません。ローマをテーマにフェリーニ監督の思い出や幻想を集めた作品です。各エピソードについて題名は付けられていませんが、「下町の夕食」、「場末の寄席」、「戦争中の公設娼家」、「高級娼館」、「地下鉄工事現場の遺跡」、「教会ファッションショー」、「暴走族」などがフェリーニらしくて面白かったです。