夜歩く【リマスター版】

キングレコード2005-05-11 - キングレコード 価格 ¥ 3,990
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夜歩く【リマスター版】

キングレコード

価格(new/used): 3,990 円 / 2,980 円 より
発売日: (2005-05-11) アマゾン売上ランキング: 8935 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 2.5 / 総数: 3件

むずかしい原作に挑戦したことを評価しよう
原作は、昭和23年に発表されたものである。
昭和20年代に片岡千恵蔵主演で、次々と金田一ものが映画化されたが、
この作品だけは映画化されなかった。
30年後の昭和53年に初めて映像化されたことをまず評価すべきだろう。
ただ、せむし男が使えず、ドラマオリジナルで友情物語や別に殺人事件を追加しているが、
これが、どろどろとした原作にまるで溶け込んでいない。
原作者の資質と脚本家の資質が合っていないとしかいいようがない。
たまにCSで放送される小野寺版「夜歩く」の方がいいので、そちらのDVD化を望む。
原作にこだわらなければ、友情物語も楽しめるかも。
もっとドロドロさせた方が……
個性派俳優が揃っているのだが脚本がイマイチ。
谷隼人の演じる屋代寅太の裏の顔の描写をもっと出して欲しがった。直樹にお静を犯され発狂しかけるところとか報復に八千代を犯すところとか。
それに直記の悪さもイマイチ描ききれていない。この物語はあくまでも寅太と直記の人間関係を軸に持ってこないと。
豪華な凡作
出演者の豪華さ、特に男優の濃さには目を見張るものがある。谷隼人に村井国夫に岸田森、清水紘治に菅貫太郎、そしてその中へ古谷一行の金田一が加わるのである。彼らが揃うと異様に密度の高い画面になってしまう。范文雀は本来ヒロインである筈なのだが、シリーズ中最高の男優陣の間にいては影がいたって薄い。それがドラマとしての弱さに通じている。つまり、原作では脇役に過ぎない金田一を語り手の親友にして最初から登場させてしまったために、あらゆる面で無理と歪みが生じてしまっているのだ。ヒロインが脇に追い遣られているのはその影響である。映像化に制約の多い原作を選んでしまった時点で失敗は約束されていたと言って構わないだろう。それなりには楽しいシーンもあるんだけどね。