巌窟王 第1巻

メディアファクトリー2005-02-25 - メディアファクトリー 価格 ¥ 1,065
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巌窟王 第1巻

メディアファクトリー

価格(new/used): 1,065 円 / 1,199 円 より
発売日: (2005-02-25) アマゾン売上ランキング: 12138 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 28件

まさに野心作、といってよい!
大デュマの原作『モンテ・クリスト伯』を
下地に、近未来と荘厳なイメージを
併せ持った表現力で描ききった、
まさに斬新で挑戦的な野心作!

ストーリー、演出手法、色使い、音楽、
細部にいたるまで巧妙な仕掛けがちりばめられ、
凄惨で悲惨な復讐劇、どうにもやりきれない人間模様が繰り広げられる。

すでに言われている通り、これは完全に
オトナの「ドラマ」です。
アニメではありません。劇画作品です。
また、「今」の時代を色濃く投影しているともいえます。ノスタルジックで排他的。
ハイテクなのに、未来が見えず、混沌。現世主義的でもありながら、
のがれらない憎しみと悲しみ。因果応報。

「しかして、希望せよ」

ジャン・ジャック・バーネルのOP・EDが
もうたまらない!
 古典ってなんでこんなにロックが
あうんだろうなあ〜。
眩暈がするのは最初だけ
 復讐鬼モンテ・クリスト伯は、エドモン・ダンテスと闇の悪魔巌窟王の共存した姿。
 力なく、復讐を願う「人」の心と身体。実体なく、叡智と力を持つ「悪魔」。両者が契約を交わして誕生する存在。
 原作に、ファウスト的要素が加味してある。
 悪魔が狙うのは、どんな作品でも常に人の人たる弱点、愛。
 幼稚な自己保身。欲情。憐憫。初恋。
 憎しみ――。そしてそれらを全て理解し、なお他者を愛せる最強の愛。
 目の前に、望みが叶う手段を放り投げられた。それを手にすれば、長年の願いが叶う。ただし、その手足は泥や血に塗れる。
 そういう状態を人の前に作り、さあどうする、と見ているのが悪魔の常套手段だ。
 エドモンは、復讐の代替として、自分の身体と魂を悪魔に渡す契約をした。
 この作品での悪魔は、他作品に登場する同輩達と比べると宇宙的に度量が広い。
 契約者をあの手この手で闇へと引き摺り下ろす事はせず、ただ、観察者に留まっている。
 彼にしてみれば、時間は無限なのだろうからさもありなん。
「待て、しかして希望せよ」
 希望は普通、人の心を闇から救い、未来への推進力になるものだ。
 だが、この悪魔は、その希望がエドモンから抜け切れなかった点をこそ評価した。
 なぜなら、それは彼の強靭さばかりでなく、地獄の底で、なお未来への執着を断ち切れなかった、切ない浅ましさをも現すからだ。
 その矛盾に、鳥肌が立つ。
 
 ところで、アルベールが激情に駆られて母を非難するシーンがあるが、確かに、この話は、ファム・ファタル譚だという見方も出来る。あなおそろし。
大デュマの『モンテ・クリスト伯』をモチーフにした名作
本作は、大デュマの『モンテ・クリスト伯』を原作としたSFアニメです。
複数視点の原作小説と異なり、主にアルベール・ド・モルセール子爵(福山潤)の視点が中心となっています。
ですが、物語のメインラインはあくまでモンテ・クリスト伯爵(中田譲治)による復讐ということに違いはありません。
原作との違いを楽しみながら見ていくと、いろいろ面白い発見があります。

何と言っても素晴らしいのは、その映像表現!
3Dモデルにきらびやかなテクスチャを貼り付けた独自の未来世界に、まず魅了されます。
恐ろしく綺麗で、はかなげで、かつ危ういバランスを保った画面に、誰もがため息を漏らすのではないでしょうか。
そして、サントラも、声優陣の演技も素晴らしい!
画面とともに独特の世界を織り成す「オト」の存在は、やはり欠かすことができません。
特に、中田譲治氏の熱演がいいですね。
『ケロロ軍曹』のギロロ伍長と同じ人だとは、俄かに信じがたいです(笑
声を聞いているだけでも、どんどん物語に引き込まれてしまいます。
それも、元々の原作とそのアレンジの素晴らしさということなのでしょうか。
多分に皮肉と風刺を含んだ、かつ切なさや危うさをも内包した物語は、原作の発表から150年を過ぎても未だ色あせません。

私はまだ最終話まで見ていないのですが、新しい巻を買うにつれ、原作を知っていながらもますます続きが気になってしまっています。
大デュマの原作を知っている方も、知らない方も、きっと楽しめる作品ではないでしょうか。
価格がネックではありますが…。
斬新です
絵が非常に独特です。
アニメでの表現領域は広いんだなーと感心しながら見ていました。
ストーリーは原作も復讐劇だったように、この作品も復讐劇です。前半はあまり
復讐劇と言う感じはしませんでしたが、男爵の本性を現したあたりが一番面白かったです。
無垢な少年のあまりに無垢なところにヤキモキしながら見ていました。

締めがどうも緩くなっているように感じましたので星4つと言う事でお願いします。

この作品は映像の捕らえ方によっては酔ってしまう事があるので注意が必要です。
出来るだけ明るい所で見る事をオススメします。
画期的アニメ
深夜アニメは数多く放送されていますが、
その半分以上が、どれも中途半端と思えるようなアニメが多い毎日。
そんな今のアニメ業界に革命を起こしたとも思えるのが、この作品です。

現在の日本のアニメ業界は、空洞化が叫ばれています。
その第一に、アニメ制作者へ利益が還元されにくいシステムだと言われています。
その結果、制作者は利益がでるアニメ。
(過去、漫画・ゲームなどでの人気作品を安易にアニメ化する)
という傾向が、強まっています。

けれど、そんな中出てきたのがこの巌窟王です。
元は古典小説ですが、まさに別の物語へと変身させることに成功したこの作品は、
日本が誇るアニメの一つだと思えます。
内容のすばらしさについては、他のレビューの方がたくさん書いてくれていますので、多く書きませんが、
とにかくすばらしいので、是非ごらんください^^