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古都 [DVD] |
| 松竹ホームビデオ2004-12-23 - 松竹ホームビデオ 価格 ¥ 3,280 | |
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古都 [DVD]松竹ホームビデオ 価格(new/used): 3,280 円 / -- 円 より 発売日: (2004-12-23) アマゾン売上ランキング: 39951 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 7件 なぜこれは輸出用のDVDが作られていないのでしょう?これは素晴らしい映画です。今まで知らなかったのが残念なくらいです。この作品は変貌する前の京都(新幹線ができる直前の昭和37-38年)と初期の岩下志麻という二つの偶然がもたらした僥倖としか言いようがありません。京都の町の瓦屋根を上から移した最初のシーンから観客の眼を釘付けにしてしまいます。この統一性と秩序はもうこの世には存在しません。そして京都のシーンがこれでもかというくらいに描写されていきます。それと対比される形で浮かび上がるのが北山の森のシーンです。ここでは京都の背後の自然が見事な陰影の下で描かれます。岩下志麻の一人二役もお化粧を含めて見事な演技力でこの双子の生い立ちの違いがもたらしたパーソナリティの違いを演じています。そして最後に武満の音楽です。この音楽は現代音楽でありながら、部外者にはうかがい知れない京都の闇を強調するようにドラマのサスペンスを盛り上げていきます。ストーリーは春から夏、秋、そして最後の冬へと、京都の四季風物を紹介しながら、物語の展開と見事に対を成しています。雪が積もった朝の最後の別れのシーンは時が生み出した埋めることのできない隔たりを強調する形で締めくくられています。滅びへの無意識の予感こそ、この作品を生み出した原動力だったのでしょう。 古きよき京都の風景と繊細な日本人の心を描く原作を読んだあと、ぜひとも映像が観たいと思い、購入。 全体的には原作に忠実なシナリオで、原作を読みながら心の中で描いた像と大きく食い違うことは無かった。 地味ではあるが、京都の風景の美しさ、登場人物の心の細やかさ、など、日本人に生まれてよかったとしみじみと感じることの出来る作品に仕上がっている。 風景のカット割りはテンポがよく、1960年代当時のモダンな映像表現を感じさせる。 武満徹の音楽も千重子の孤独と不安を象徴するとともに古き伝統が古臭いだけのものではなく新しい風も取り込んでいくものであることの象徴にもなっている。 岩下志麻さんの凛とした美しさも特筆に価する。 ともかく、期待を裏切られることのない佳作である。 良質な邦画をもっと観よう京都旅行の前に見直しました。こくのある味わいを持った作品です。 千恵子は呉服屋の広告塔であるお嬢さま。己の宿命をわきまえ、伴侶の選択も流れに逆らわない。 苗子は北山杉の里の奉公人だが、凛とした美しさを湛える。 突然、自分の知りえない世界を見せつけられ、互いの領分に踏み入れば、 いずれ不幸になるのは目に見えている。せつなさに涙があふれました。 志麻さんの京ことばが、心地よく耳に響きます。 商家の様子もしっかり描けています。 尼寺にこもって友禅の下絵を描く父親は、じつはお茶屋遊びも好き。 京の旦那はん事情、芸者とのやり取りに、吹き出しちゃうような場面もあります。 着物と西陣織の帯の組み合わせがもう、素ン晴らし〜〜〜い! 雪景色の町屋のシーンに感動がひた寄せます。 岩下志麻がみずみずしい原作にかなり忠実な点、文芸映画として好感を持てる。岩下志麻がみずみずしく若々しい魅力を放っている。千重子役ではお育ちの良いお嬢様風のメイクで眉も都会的に描いており、この映画で成功を収めた後の「女優・岩下志麻」そのもの。苗子役では素顔に近い岩下志麻が見られ、眉のメイクも素朴。京都の街並み、北山杉の里の風景が美しく映されている点も長所だろう。 ただ、武満徹の音楽には違和感を感じる。時折シーンとシーンの間にはさまれる無機質な効果音が、せっかくしっとりと醸し出されていた京情緒をかき消してしまう。祇園祭のお囃子や寺社の鐘を思わせる音を使うのは良いのだが、コンクリートを連想させる非情緒的・無機的な音響は、木と土と紙で作られた古都の街並みには合わない。運命の暗さ、不合理さを表現するにしても、もう少し情緒的な音で可能では? 全体としては今も鑑賞に耐える成功作だと思う。 日本版「戦慄の絆」じゃないんだぜ、小津「秋刀魚の味」の翌1963年作品、岩下志麻初期の代表作、名作小説を映画化した文芸映画としても最も成功した作品のひとつとして一種の古典である、と評価できるとおもう、中村登監督、成島カメラマンにとっても代表作、 東京オリンピック前の京都の良さをあざといほどにフィルムにとどめた撮影の素晴らしさはまさに永遠のもの、大画面で繰り返し見るに値します、同時期に成島カメラマンがやはり素晴らしい撮影を実現した「秋津温泉」と比較しても本作のもつ儚げな情緒こそ監督の力量の差というものなのでしょう、 当時とすればかなりのオールスター映画で大作とよぶに相応しい入念な美術と演出 ・音楽も良、 この時期の若く儚げな岩下志麻の美しさが二役で倍化される効果を上げているとおもう、生き別れだった一卵性双生児の突然の邂逅以後に徐々に増してゆく神秘的な雰囲気を楽しめることが本作をより得がたいものとしていると思います(例えば上戸彩版には本作のような神秘性はあまり感じられない)、山中で驟雨にあうシーンとクライマックスの同衾シーンにおける少々ミステリーっぽいサスペンスも見所のひとつ、 同じ時期の秋津温泉では線の細さがめだった長門裕之だが、本作ではそのか細さが若い職人の一途な思いに実に適役、 それにしても本作の着物と帯の素晴らしさにはあっけにとられます、女優を着飾らせるならこの位のことをしなきゃね、 |