春夏秋冬そして春 [DVD]

エスピーオー2005-04-29 - エスピーオー 価格 ¥ 4,311
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春夏秋冬そして春 [DVD]

エスピーオー

価格(new/used): 4,311 円 / 3,599 円 より
発売日: (2005-04-29) アマゾン売上ランキング: 33487 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 19件

人生は修行だそうです
わたしが見たキム映画の中で、最もメッセージ性の強い映画だと思います。それもとてもわかりやすいメッセージだとわたしは受け取りました。因果応報とか、輪廻とかいうものです。舞台がお寺だったからでもありますけど…。生命とは、生きるとは、すごいことなんだと感じました。あと、なんかさっきの人と全然違うけど、別の話なのかと思っていたら、同じ役柄を異なる俳優で演じていたのだと、特典のキム監督のインタビューを見て分かりました。キム監督の意図を知り、さらにこの映画の奥深さを感じました。
素朴なのか、残虐なのか、それともこれが自然なのか。
春夏秋冬と移り変わる自然を映像としながら、成長する主人公を描いた叙述的な内容。四季を基に人間を描いているのではなく、人間を基に四季を描いたものではと疑問を抱く。実は人間の一生の浮き沈みは四季のようなものだと認識させられたりもする。特に四季を感じる文化圏に住むものは自然崇拝などを通して昔から、自然と己の人生を照らし合わせて来た。昔から現代に至るなかで、本作は「人間が生きること」の本質に変わりが無いことを示したかったのではないか。古びた御堂と現世に出た若者。これを取り巻く自然。これらのパーツが自然と混ざり合ってキムギドク監督ならではの完成度の高さを感じさせる。超自然的なもの、や残虐なシーンまで出てくるが素朴な話の展開からすると、これも自然なことか。完成度が高いが、キムギドク監督作品は観るものに様々な視点を与える。少し難しいが納得の作品だ。
貴重な親日国も大切に
【中央日報・韓国人意識調査】
最も嫌いな国
1位日本(55%)
2位北朝鮮(15%)
(中央日報2006年9月22日)

【読売新聞・韓国日報「日韓共同世論調査」】
日本に良い印象を持っている
17%
悪い印象を持っている
82%
(読売新聞2006年8月7日)

【台湾紙「遠見」の台湾人世論調査】
全4質問のうち「移民したい国」「立派だと思う国」「旅行したい国」で日本が1位
「留学したい国」で2位
(毎日新聞2006年6月30日)

日本の旧植民地という、立場はまったく同じなのに、この違いは何なんだろう?
主役は自然。
まるで『能舞台』のように山間の湖の真中に位置する小さな寺院。
そして、俗世への覗き窓を想わせる扉との間を行き来する小舟。
冬には凍結して歩いて渡るこの間は、さだめし舞台へ登場する『橋掛り』といったところか。

おそらく四季を通じて撮影の度に此の地を訪れたのであろうから、
その圧倒的な自然の力を目の前にすれば、もうあとはいらない。
と感じるのは当然だろうなと思いながら観ていた。
したがって、台詞も動きも少ない。
それなのに90分間途中厭きさせることなく見せるのは、この監督の力量だろう。

映画はそのゆったりとした静けさのなかで多くの事を饒舌に語りかける。
先が読めてありきたりと観る向きもあるだろうが、
其々がまとまりのある話になっていて悪くは無いと思う。
秋の章。 般若心経を描く男に、刑事がしだいに手を貸してゆくエピソードが印象に残る。

また、『橋掛り』が神、霊、鬼神などが異次元からこちら側の世界へ渡る象徴的時空間
といった意味も持つとしたら、寺院と周囲の世界を行き来する蛇、鶏、猫などの生き物もそう?

春夏秋冬、そしてまた春が廻ってきて。
幾重にも人間の生死を呑み込んで変わることがない、自然の持つ存在感に圧倒される作品である。
果てのない美しさ
山深い湖に浮かんだ寺を舞台につづられる老僧と少年僧の春夏秋冬。物心つく前から湖と山が世界のすべてだった少年も、より広い世界を求めて老僧のもとを巣立つ。少年が青年になり、深い痛手をおって戻ってきたとき、老僧は何も聞かずに彼を受け入れ修業を課す。夏が終わって秋になる−−少年の変貌も老僧にとってはそれだけの変化でしかなかった。冬になり、ふたたび寺に帰ってきた僧は、老僧が去って久しいその寺で幼い命を得て、今度は彼が生きる術を授ける側になる。穏やかで静かな目の老僧もおそらくは過去に深い業があるにちがいない。幼い子どもは産まれてきたこと自体になにやら業のあることが示されている。業をめぐる途切れることのない輪は、当事者たちにとっては苦しい連鎖なのであろう。しかし傍観者の目には果てしなく美しい。人間そのものを忌み嫌っているかのような作品を撮りつづけてきたキム・ギドクは、深山幽谷の絶景の裏にやはり美しい毒を潜ませている。