忍ぶ川

東宝2004-10-29 - 東宝 価格 ¥ 4,200
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忍ぶ川

東宝

価格(new/used): 4,200 円 / -- 円 より
発売日: (2004-10-29) アマゾン売上ランキング: 12940 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件

栗原小巻の甲高い声
 これまでに見た熊井啓監督作品は『サンダカン八番娼館』『下山事件』『死刑囚』『海と毒薬』と、どれも面白かったので、この作品も監督名だけで見ようと思った。

 確かに熊井監督独特の白黒画面の映像美は感じられた。が、文芸純愛映画だけに、どうもストーリーに社会的広がりが無い。なんか加藤剛演ずる主人公の27歳大学生がウジウジと自分の家系と惚れた女について悩んでるだけのような気がした。ラストでは無事田舎で結婚して結ばれるんだけど、就職とかどうすんだろ?農業でもやんのかな。

 あと栗原小巻の表情は清純っぽくて良いんだけど、声がどうも甲高くハキハキし過ぎていて、なんだかアニメ声優のような明るさで、非常に場違いな感がした。
暗く切なく、しかも清冽な美しさにあふれる見事な秀作!
自分の家系を呪われた血筋と忌み嫌って恐れる青年と、極貧と死の中で育ちながらも清純な気品を持った仲居との出会いと幸せに結ばれるまでを、画面の構図ひとつひとつが印象深く、主人公たちの心模様のように美しく、清く、切ない白黒の映像世界に描ききった。
あまり好きではなかった加藤と栗原の共演なのだが、この作品では二人とも初々しく好感が持てた。加藤の凛々しい顔もよかったし、、栗原の細やかな表情と気品あふれる姿に女優としての魅力を再認識した。
寒い冬の中で初夜を迎えたとき、「雪国では裸で寝るんだよ」と、加藤が衣類をすべて脱ぎ、栗原にもそうしたらと勧める。そうしたほうが、かえって暖かいんだよ、と説明する。自分もそうしてみたことがあるが、何か違った。暖かくなかった・・思えば当たり前のことだった・・・そのときは一人だったから・・・。
日本の美しさを切ないまでに感じさせる名作
 美しい映画である。日本と言ふ国の美しさを、切ないまでに感じさせる映画である。中でも、雪の美しさは、言葉で言ひ表す事の出来無い物である。雪国の静けさと寒さを、そして、人々の暖かさが、心に伝わって来る作品である。今までに観た熊井啓監督の映画の中では、私は、この作品が、ダントツに好きである。熊井啓監督は、何故、こう言ふ美しい映画を、もっと作らなかったのだろうか。

(西岡昌紀/内科医)
何度観ても感動するとてもきれいな映画です
昔子供の頃観てとても感動し、さらに大人になってまた感動した映画ですが、このDVDを観てまた感動してしまいました。モノクロの映像がとても素晴らしく、栗原小巻さんがとてもきれいです。ラブシーンもいやらしくなくきれいで、東北の映像が胸にじーんときます。
日本の文芸映画の名作
丁寧な撮影で、熊井啓の映画にしては、テンポ、流れもスムーズ。
栗原小巻のヌードで公開当時は話題になりましたが、こちらはあまり期待しない方が……。