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誰も知らない
バンダイビジュアル
価格(new/used):
2,480 円 /
1,600 円 より
発売日:
(2005-03-11)
アマゾン売上ランキング:
7031 位 DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 119件
淡々とした日常の映像に潜む狂気
本作がもしカンヌに出品されず、配給がシネカノンじゃなかったら、公開さえ危うかったのではないか。邦画メジャーは絶対に手を出さない脚本だし、事実是枝監督も製作まで10年以上の時間を要している。隣近所の付き合いがない東京都心での暮らしは、家族のつながりさえ怪しい。YOU演じる母親の情感は、TVでおなじみのコメディエンヌではなく、まさしく女優の風格がある。今回の役回りは悪役だが、ここで描かれている彼女のいいかげんさは、自分の日常生活にはね返る。「許せないけど、わかるなあ」という感じ。また、柳楽優弥は本作でカンヌの主演男優賞を得たが、この時点ではタランティーノのえこひいきに見えた。しかし近作の「包帯クラブ」などを観ると、先見の明だなあ、と恐れ入ってしまう。4人兄妹に割って入る韓英恵も抜群の存在感で、重要なラストシーンも柳楽とともに締める。暗いニュースの裏側を覗くような照度の低いカメラワークも絶品だ。日本映画を語る上では見逃せない秀作である。
子が親の犠牲になる時代。
ヴィトンを売れよ!
あまりのやり切れなさから画面に向かって吐いてしまった。
よく映画の制作者がどんな「意味(というか意図もしくは主題)」を込めているかを議論したがる人達がいるが、この映画ほど良い題材はないだろう。
そう言う筆者も密かにその端くれと自認しているが、これほど悲痛な感情を抱いたのは「ホタルの墓」「それでも僕は・・・」以来である。
昔はこんなことはなかったと言ってしまえばそれまでだが、社会が多様化するなかであらゆる面からのしわ寄せがいま子ども(弱者)へめがけて押し寄せているようにおもう。
パチンコ店の駐車場で自動車に取り残された小さな子ども、ケータイをいじりながら会話する父親、コンビニの店主の過ちを取り繕う姿勢、イジメを受けている女子高生。これら全てがそうだがなんらかしわ寄せとして弱者に向けられている。
強い者の犠牲になる弱い者をあからさまに見せつけられ、それを周りも放置するような時代が忍び足で近付いている気がしてならない。
明日に向って
「生き抜く」ってこういうことかしら、、、。
とても切ない作品です。
誰も知らない
衝撃を受けた映画。 これを見てから 不思議な感覚に陥った。
真実と虚構の間に生まれたリアル
実にリアルに作りこまれた映画だと思った。
子供達は演技じゃなくて、ただそこにいるだけ。
まさに子供達の生活を垣間見ているようだった。
世界有数の豊かで安全な国の、見えない貧困と無関心な日常がうまく描かれている。
この映画は実際の事件で起きた残酷な部分をキレイなお話に修正している。
そのことについて「格好つけるな」とか「真実を伝えろ」とレビューする人もいるが、
私はこの作品の演出で良かったと思う。
監督は当事者たちに了解を得て映画を作ったわけではないはずだから、監督から当事者への配慮としては間違った選択ではないと思う。
それに、キレイなお話に修正しても、子供たちの社会からの孤立や飢餓感は伝わってくるので
良いデキだと思う。
そういえば「悲惨さが伝わってこない」「リアルじゃない」というレビューがあったことに疑問を感じた。
もしかしたら、その人たちは普通の一般家庭、つまり「安全地帯」で生きてきたから、
「他人のリアル」が自分の人生経験の範疇外すぎて「自分のリアル」として共感できないのではないだろうか。
上映時間は2時間以上と長めだが、私にとって苦ではなかった。
中には上映時間が長いと感じる人も複数いるようだが、その理由も上記同様「自分のリアル」の範疇外なのだろう。
ここまでは賛辞だけ述べてきたが、やはり気になる点もある。
終わり方が中途半端すぎるのと、長男に恋人候補みたいな女の子ができるのが話がデキすぎてて、ちょっと減点です。
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