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わらの犬
角川映画
価格(new/used):
7,800 円 /
6,000 円 より
発売日:
(2004-08-27)
アマゾン売上ランキング:
22733 位 DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 12件
70年代バイオレンスの幕開け
70年代のバイオレンス映画の幕開けのような傑作です。後のスプラッタームービーにも多大な影響を与えたと思われます。
善対悪という通常の構図ではなく、全てが暴力に飲み込まれていきます。今見ると描写自体は大したことありませんが、今の映画よりも遥かに暴力の恐怖と爽快感を感じます。
インテリのダスティン・ホフマンもエロいスーザン・ジョージも凄くいいです。
サム・ペキンパーは暴力的ながら西部の魂を描いたロマンチックな映画も多いのですが、ここにはそんなロマンチックはありません。あるとしたら、暴力への甘美な憧れです。北野武の映画にも(さらにウェス・クレイヴンの「鮮血の美学」やクローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」にも)受け継がれるバイオレンスロマンです。正義や悪のために暴力をふるう、という世界観が、暴力に正義も悪も操られていく、というふうに逆転する世界です。
一気に暴力に世界が流されていく瞬間が非常にリアルで衝撃的です。
ホフマンかっこいい。
ホフマンと暴力のミスマッチが最高にかっこいいです。インテリと暴力のアンサンブルは最近やったアメリカのテレビゲーム、マンハント2みたいです。ラストの凄惨な暴力シーンは漫画版デビルマンの牧村家襲撃を彷彿させます。
ペキンパーの作品の中では主人公が異色
スティーブ・マックィーン、ウォーレン・オーツ、ジェームズ・コバーンなど男臭い俳優を主役にバイオレンス映画を撮っていたサム・ペキンパーの作品の中ではダスティン・ホフマンが主役ということで、ます異色である。「ワイルド・バンチ」の後、その暴力描写が絶賛と同時に、かなりの批判も沸き起こっていた時期で、平和主義者の数学者が最後にみせる暴力の爆発は、まるで暴力描写の批判者がヒステリックにペキンパーを攻撃していたことに対する彼の皮肉であり、回答でもあるのではないか。ダスティン・ホフマンの不器用な暴力は笑っちゃうほど凄まじい。(おかしなゴルフスィングの殴り方など) スーザン・ジョージはすこぶる魅力的だが、どうしてダスティン・ホフマンと結婚したのか、それだけがさっぱり判らないが。
やり過ぎ
この映画はやり過ぎです。ここまで人間の本質を剥き出しに暴いてはいけません。
ダスティンホフマンの妻が昔の男にヤられるシーン。これが一番ヤバい。
レイプじゃないんです。強引に迫られますが、結局許す瞬間。さらに、感じちゃってます。
人の女を盗る愉悦。人に女を盗られる屈辱。堅そうな女の貞操がユルむ瞬間のエロさ。
ここまで生々しく描いてはいけません。
最後の一言・・
始めは前兆を漂わせながらも、淡々と呑気そうに始まり、段々エスカレートして行き、最後は凄まじい血みどろバイオレンスで終わる。現代のアメリカ映画の原型(とくにサスペンスやホラー)みたいな物がここに有るような気がします。こんな凄まじい映画がこんな大昔に有ったとは・しかし、単に観客にショックを与える目的だけの娯楽映画と何故一線を画しているのかは、ラストシーンの一言が物語っています。全てはこの一言の為のストーリーかも。私や貴方の虚無にも通じると思う。それぞれ形は違うのですが・・・
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