ラストエンペラー

松竹2004-11-25 - 松竹 価格
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ラストエンペラー

松竹

価格(new/used): -- 円 / 3,380 円 より
発売日: (2004-11-25) アマゾン売上ランキング: 32696 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件

やはりほんまの話は迫力が違う。
まあ、いろんな考え方があると思いますが、実話であるという事実だけで僕は黙って感動して見てしまった。数奇すぎる運命ですね。もともと韃靼人のヌルハチが建てた清王朝の最後のエンペラーの話にまさか日本人がここまで関与するとは誰も考えなかったに違いない。ほとんど事実だと思いますが、最後のシーンが本当ならほんとは何を考えたのかなと思ってしまいます。溥儀は紫禁城に民間人になってから入ったことがあったのでしょうかね?
上手く作ってありますね
宣統鑑賞(御璽のことか)、でっかい印鑑でしたな。亡くなった義母から「満州、大連、天津、ハルピン」とガンガン地名が話の中に出てくる。大連の浪花洋行(百貨店)と大和ホテルに夫婦で勤めてたらしい。あの頃は景気がよかったと。この映画はそんな経緯から非常に身近に感じました。音楽と美しい映像共に雰囲気満点良く出来ている。紫禁城とか宦官とか高校の歴史で出てきた話の実体が映像で見れたのもよかった。満映の映画は公開されているのでしようか。見てみたいもんだ。先般、NHKが満州での日本人向けラジオ放送用レコード2000枚が発見されたと報道したが一般公開して欲しいもんだ。しかし乍ら溥儀も後半生は悲惨な人生でしたね。日本軍部にマリオネットのように操られ、皇后もアヘンで狂乱死。戦後は中国共産党から厳しく追求を強いられ解放後も庭師で過ごした。なにせ箸以外持った事のない人だから後妻の苦労も大変だったろう。重大な歴史の一端を覗かせて頂いた名作でした。
溥儀の数奇な運命を軸とした清王朝から中華人民共和国への変遷
あらすじ☆4つ
幼少皇帝溥儀の数奇な運命をその後の人生と清王朝の没落とオーバーラップ
させながら映像化したもの。
ファシズムに傾倒するベルトリッチ監督が溥儀の人生を軸として
清王朝から中華人民共和国への変遷を、さらに日本と満州との関係を描いた
大河ドラマ。

キャスト☆3つ
ジョン・ローンの演技力は無論素晴らしい。それ以上に王妃役のジュアン・チェン
の演技は迫力がある。
ケシの花をむしゃくしゃ食べるシーン、「皇帝に乾杯!」とグラスを持ちながら
スローモーションで立ち去るシーンは何度観ても切ない感傷に浸ります。
そして今でも脳裏に焼き付いている。

映像美、修辞法☆5つ
撮影監督にヴィットリオ・ストラートを起用。ベルトリッチの良き片腕です。
彼の創作する映像美は迫力満点!

修辞法としては映画の最初のシーンの溥儀が便所の中で手首を切り、自殺未遂する
シーンから幼年の溥儀が皇帝に即位するシーンまでありとあるゆる所に強烈な
修辞法が用いられています。まさに「ラストエンペラー」を名画たる所以は
この修辞法の抜群な使い方によることが大きい。

>この映画の反対意見を聞くと
清王朝の妾制度を欧州の人間から批判するのはおかしい。
コオロギから始まりラストシーンもコオロギにリンクするのは弱い(村上龍)
など批判的意見もあります。
しかし個人的にはこの映画の影響を強く受けて、やはり至高の映画と感服しています。

ジュン・ローンと最後の皇帝
 この映画は、凄い。監督のベルトルッチが、溥儀の自伝「わが半生」に感銘して映画化。当時の中国は、政治がらみの映画のロケは了承していないはずですから、中国でロケをしたのも話題となりました。
 主演のジョン・ローンの好演が映えていますね。それに名優ピーター・オトゥールが家庭教師役、音楽を担当した坂本龍一が甘粕正彦役を演じていますが、すごく豪華な映画だと思います。
 中国との交流活動を長くしていますが、戦前から文革が終わるまでの溥儀の生き様は一般的にはタブーとされていました。なぜなら溥儀には、中国の最後の皇帝という面もありますが、社会主義国中国では反動的側面もありましたから、描けないというのが実態ではなかったのではないでしょうか。
 しかし、この作品以降中国の歴史が語られ始めたような感じがします。最後の皇帝は、中国5,000年の歴史ともいえますが、その役を凛とした姿勢で演じたジョン・ローンも凄い俳優だと感じます。
 ちなみに、同時期に中国・香港合作で「火龍」という溥儀の一生を描いた映画が公開されましたが、これは中国の対抗心を象徴するものかもしれません。
史実との整合性はさておき、とにかく美しく豪華絢爛な歴史超大作
映像と音楽の息を呑むような美しさを味わうぶんには、
これほど良く出来た映画というのもそうそうないと思う。

まず、オープニングタイトルからして素晴らしいのだが、
本編に入ると一転してモノクロに近い映像となり、
戦後、ソ連から撫順の戦犯収容所に戻された溥儀が、
トイレに鍵をかけて自殺を図る場面で、
それに気づいた所長が「Open the door!」と叫ぶと、
その声に誘われるようにして回想場面に入る。
画面は一転して1908年の紫禁城となり、
二列になった騎兵が蹄の音を響かせて入ってくるのだが、
この場面の美しさは比類のないもので、
いささか陳腐な「歴史絵巻」という言葉は、
こういう映画のためにあるのではないかと思ってしまう。

見どころはやはり、本物の紫禁城を使ったロケだろう。
この映画は天安門事件前に撮られているが、
今になって思い返すと、あの頃の中国では改革・開放の流れが
相当進んでいたのだなと実感させられる。
それに比べると、長春で撮影した満州国のパートは、
いささか小ぢんまりとまとまっているようでもあって、
満州国皇帝となった溥儀が、徐々に傀儡化されてから、
敗戦とともに終焉を迎えるまでの描き方が
ややあっさりとし過ぎているような気もするのだが、
ここでも宮殿の内部の装飾がどこかイタリア未来派風だったりで(笑)、
ファシズムの美学に魅入られたベルトルッチの本領発揮という感じがする。
(そういえば、坂本龍一はこの映画が撮られた前年に、
『未来派野郎』という題名のアルバムを出したりしていた。)