キッド・コレクターズ・エディション

朝日新聞社2004-01-23 - 朝日新聞社 価格 ¥ 3,560
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キッド・コレクターズ・エディション

朝日新聞社

価格(new/used): 3,560 円 / -- 円 より
発売日: (2004-01-23) アマゾン売上ランキング: 35438 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件

ジャケット写真どおりの優しい映画
 誰もが指摘するように子役のジャッキーがそれはそれは可愛くて演技も素晴らしいが、チャップリンの描き出す、貧しさと優しさが織り交ぜられた世界の中だからこそ、その無邪気な素晴らしさが際立っているのだと思う。

 映画はそれなりに沢山見てきたつもりだったが、チャップリンみたいに優しい映画を撮る人を実は僕は全然知らなかったのではないかと気が付いた。このストーリーがハッピーエンドなのかどうかは、良く分からない。でも、その寸止め加減も絶妙です。心打たれる映画です。
物語と、それのための俳優人たち
「ほほえましくそして、涙をそそる映画」
この物語を観て出てくる涙は、確かに悲しみからでなく、その落ちぶれ紳士と、一人の何とも愛らしい可愛らしい子どもへの祝福の涙。
チャップリンにかかれば、どうして世界はこんなにもやさしさと美しさに満ちるんだろう。
またこの映画に出てくる俳優女優達も皆素晴らしい。どの人も、”観る人”を意識している。客を喜ばすための演技をしている。
オーバーで、表情豊か。その中でもやっぱり、チャップリンは特に際立って楽しい。ジョン役の子役も、おおいに映画の雰囲気を引き立たせている。
当時この映画が上映されたとき、ある批評家は言った。
「私はチャップリンの映画で大笑いした事はない。わたしはいつも、泣くまいと笑うのであって、それは全く違う事なのだ。」と。
孤児院に連れて行かれそうになったジョンを引き戻して人の目から逃れようと逃げながらも、何度もキスしてる二人が強く印象に残る。
すべてに完璧な作品!
ジャッキーの演技といいチャプリンの演出力といいかなり内容のしっかりとした作品で「ジャッキーは演技でやってるのか?」と思えてしまうぐらい素晴らしい!可愛いさも仕草も表情もいい!おそらくこの映画の90%はジャッキー・クーガンの演技力で持っているのではないだろうか?天才チャプリンには珍しく、ジャッキーが主役になりうる作品だ。。。チャプリンは主役を食ってしまう脇役を嫌う傾向があり、(実際「犬の生活」で自分より面白い動きをした犬のシーンをカットしている)
ここまでウマさが際立ってしまってはさすがの天才チャプリンも脱帽しただろうね。。。それに引き換え特典映像の「悪戯小僧」。。。観るも無残な作品で、退屈極まりない。。。チャプリン曰く「音楽が大事」
なのがよくわかる。ただの白黒映像だ!
何とも知れん・・・(淀川長治氏談)
 “彼女の罪は母であることだった”女が産んだばかりの我が子を捨てるシーンから始まる、チャップリン初の長編作品。うんちくはやめて?孤児院に連れて行かれるジョンを取り戻そうと、必死に屋根を駆けるチャップリンの姿を観て下さい!!
「キッド」をより深く味わうために
 この映画が当時あれほど人気を博した理由の半ば以上は、子役にジャッキー・クーガンを得たことによるといっても過言ではあるまい。この子の仕草や表情には、すべての観客が心を奪われ、哀歓を共にしたに相違ないと思われる。しかし「キッド」の成功にあやかるべく、別のスタッフがジャッキーを主役に制作した「悪戯小僧」(このセットに収録)では、ジャッキーの豊かな表現力も「二番煎じ」にしか見えず、むしろ鼻につくのが痛ましい。このDVDセットは、「特典」として、チャーリーだけでなく、ジャッキーについても豊富な情報を与えてくれるので、当時世界中を熱狂させたジャッキー・クーガンという名子役が、実はチャーリー・チャップリンの子供時代を投影した存在であって、チャーリーなしにはあり得なかったのだということが、残酷なまでによくわかった。「キッド」は、チャーリーにとってもジャッキーにとっても、唯一無二の作品だ。