椿姫 * 歌劇

ワーナーミュージック・ジャパン2003-11-01 - ワーナーミュージッ... 価格 ¥ 8,900
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椿姫 * 歌劇

ワーナーミュージック・ジャパン

価格(new/used): 8,900 円 / 6,999 円 より
発売日: (2003-11-01) アマゾン売上ランキング: 83339 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 4件

グルベローバのファンです。
彼女のビオレッタには好き嫌いがあると思います。でも、それが正しいと思います。全員が好きな方が異常でしょう。少なくとも、私は好きです。グルベローバの舞台も見たことがあるので、技巧だけの人でないことを知っています。思い入れもあります。
シコフは体格がスリムなので、損をしていますね。でも演技力はなかなかです。ドミンゴでは貫禄があり過ぎです。父親のザンカナーロは正に人を得ました。
最後に舞踏会の場面での、ブラウンのバレエソロの素晴らしさを指摘しておきます。ほとんど無視されていますので。
私の涙は安いほうですが・・・
どんな駄作のドラマや映画でもつい安い涙を流してしまう私ですから「涙」は流してしまうのですが、オペラに関していえば本当に心が震えるような感動を持って泣くという事は滅多にありませんでした。
ことに「椿姫」はヴィオレッタの歌唱力が鍵ですので、第1幕のアリアでも、最後の高音1つをとっても「正しい音」が出るだけでは満足できません。

この盤のグルヴェローバはその点では満足の行く歌唱です。
画面に向かって思わず「待ってました!」「たっぷり!」と声をかけてしまいました。

かつてこのアリア1曲で涙が出たのはマリア・カラスのライブ録音や全曲版CDだけでした。カラスの歌には卑近な言い方ですが、「歌心」があるように感じられるのです。(「悲しい酒」が美空ひばりにしか歌いこなせないのと同様に)この役を本当に歌いこなせる歌手もカラス以外ではもう聴けないのかも、と思っていた私にとってはうれしい発見でした。

ほかの共演者もみな達者で、中だるみもなく、安心して聴くことができました。
繰り返し視聴したくなる「本当のお気に入り」に新しい1作が仲間入りしました。

やっぱりグルベローヴァはすごい!
名盤名演奏が目白押しのこの作品ですが、このDVDもまた、一見の価値のある名盤といってよいでしょう。何といっても一番の見所聴き所は、主役を演じるグルベローヴァの素晴らしさです。グルベローヴァといえば、たとえば『魔笛』の夜の女王などのような、技巧的な歌唱の名人というイメージを持っている方が多いのではないかと思いますが、椿姫のような繊細な役柄も見事にこなしてしまう点、やはり当代随一のソプラノの一人と言われるだけのことはあります。そしてどんなに力のない様子で繊細な表現で歌っている場面でも、その声はしっかりと私たちの耳に突き刺さってきます。また相手役のシコフは、いわゆる三大テノールや最近人気のアラーニャなどと比べると、失礼ながらいささか冴えない頼りなげな外見をなさっているのですが、そこがまた一途で純朴な青年の役にぴったりはまっています。どうみてももうすぐ結核で死にそうには見えないグルベローヴァの外観も、二人の見事な演技力のおかげでまったく気にはならず、真実味のある迫真のドラマを堪能することができます。
グルベローヴァのヴィオレッタ
グルベローヴァのヴィオレッタは良いはずだと思いながら観た。さすがに声のコントロールは超人的だ。しかし、イタリア語の発音に不明瞭なところがあるため、ヴィオレッタの情感を出し切れていない気がする。ベルカントものではあまり気にならないかもしれないが、ヴェルディではやはり言葉の力を無視することは出来ない。アルフレードのシコフは眼鏡をかけて熱演している。ただ、声が少し暗めなのがマイナスなのと前半に音程が定まらないところがある。後半はさすがで、本者のアルフレードは実はこんな人だったかもしれないと思わせる演技だ。ジェルモンのザンカナーロは姿も良く手堅い歌唱をしていて最も安定していたと思う。指揮者のリッチはきびきびとして良いが、グルベローヴァの歌うところでは大歌手への遠慮がみられるような気がする。そこだけ音楽が止まって聞こえるのは私だけだろうか?音楽はパーフェクトとは言えないが、演出がオーソドックスなので、とても観やすく楽しめる映像だ。