新・座頭市物語

ポニーキャニオン2003-09-18 - ポニーキャニオン 価格 ¥ 4,512
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新・座頭市物語

ポニーキャニオン

価格(new/used): 4,512 円 / 3,180 円 より
発売日: (2003-09-18) アマゾン売上ランキング: 92843 位
DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 7件

勝新太郎が創作した座頭市
 このシリーズは、僕が5歳の頃(1962年)から始まったのですが、1989年まで続いた映画です。その後、北野・市の映画に引き継がれていきますが、この作品は3作目になります。多い時には、年3本製作されたこともあります。そういえば、子どもの頃、座頭市のマネをして遊んでいましたね。
 座頭市というのは、江戸時代に房総地方にいた盲目の侠客に興味を覚えた子母沢寛さんが短編小説としたところから始まり、その後、映画の中でストーリーが作られていったとのことです。ちなみに、原作の長ドスを仕込み杖としたのは勝新太郎ということですから、このシリーズは勝新太郎が創作した映画と言っていいでしょうね。
超人“市”ではないが傑作
シリーズ3作目にして初のカラー作品。超人的な“市”を描いた作品ではない。ドラマとして観ごたえのある作品。大映は、これだけの大規模な映画を数ヶ月単位で量産していたなんて信じられない。市が、弥生(坪内ミキ子)から求愛された直後、島吉(須賀不二男)から果たし合いを挑まれた。市は(弥生と所帯を持ってカタギになる為)命が惜しいから助けてくれ、気の済むまで殴る蹴るなど存分にしてくれと土下座する。斬られる覚悟で来たのに、市にそう出られちゃ島吉は引っ込むに引っ込めない。この場面での島吉の決着の付け方が粋だ。それにしても、須賀不二男って役者は、どんな役でも面白い味を出す事が出来る凄い役者だ。
面白い
尊厳はとうになくしているのに武士と言う対面は棄てられない侍よりも、己の「意地」に生きる渡世人の方が誇り高い。

「何も知らない男の純情」ではなくて、「世間の酸いも甘いも知り尽くした男の純情」こそ感動的なのだ。
ワン・アンド・オンリーの名人芸
確かに市の居合の師匠である河津清三郎の役どころの背景の見えにくさや、
天狗党との関わりの説明不足等、弱い点は幾つかあるものの、それを補って
余りある勝新の名演技・殺陣・そしてダークヒーロー物語の悲しい結末など、
見所満載の作品と言って良いのではないか。

北野何某のリメイク版座頭市なるものを斜め観したが、余りに腹が立ったので

思わずこのDVD買っちゃいました。結果は、満足満足♪

座頭市は、勝新がパイオニアであると共に完成させてしまった世界観&
キャラクターとしかいいようがなく、その演技・台詞まわし・殺陣など
他の誰も真似様がないもの、とこのDVDを観て改めて確信しました。

それにしても、「座頭市」に伊福部昭の音楽って、やっぱり良く合うなあ。

ゾクゾク
 ラストの居合い勝負は息をするのを忘れる緊張感!島吉とのサイコロ勝負には思わず「かたじけねえ!」