まず、この手の作品は企画が面白いが世間では出回っていない点からすれば、価値がある。実際の放送を見逃した人なら買って損はない作品でもあるが・・・。因みに難易度は極めて高い作りになっている。しかし、このシリーズ3作品目以降から、推理を楽しむと言うより、「作家が視聴者を小馬鹿にしているのでは?」と、思えてくる。はっきり言えば、いやらしいトリックで、推理している方はストレスが溜まる作品である。
実際、番組中、最後に「Q.E.D」を使う割りには、犯人確定が決定的では無く、かなり強引なところいくつもある。この作品を作るのに、10ヶ月位かかり、放送後1年位掛かってDVDが発売されているのにもかかわらず、製作ミスが多いのも事実である。「実際Q.E.Dを、仕事で使用している数学者に対して侮辱しているのではないか?」と、感じるが辛いところである。
私も実際放送の時も、推理に参加し今回発売でも視聴したが・・・。
いくつかの不具合は修整されているが、どうしてもトリックに納得いかない(犯人の行動に、つじつまが合わないところが有ります)
この後、5作品目「笛吹家の一族」は、更に視聴者の反感を買ったのも事実である。ほとんど人が安易なトリックに飽きれて何も言わなくなった。
有名作家二人での製作するのが良いか悪いかが問題なのか、元々名前だけでの作家だったのは謎だが、「基本的に推理を楽しみたいと思う人向けて作る作品は、推理を楽しめる作品ではないのなら、製作する意味が無いのでは?」と、考えさせる作品である。