どん底

東宝2003-03-21 - 東宝 価格 ¥ 5,329
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どん底

東宝

価格(new/used): 5,329 円 / 4,480 円 より
発売日: (2003-03-21) アマゾン売上ランキング: 28220 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件

すごい。
長屋?が舞台。ほぼあの部屋?だけの撮影で、映画が完成する。派手さはないけ、が面白い。
今を生きることの難しさ
タイトル名「どん底」
これは映画の登場人物たちの貧しい生活を指しているように思われたが、
作者が最も描きたかったのは人物の中身(意志)の堕落ぶりではなかっただろうか。

貧しい現実から目をそむけ、
「昔は俺だって〜」「いつか私だって誰かが〜」と考えるばかりで
独力で今を変えようとしない人たち。
旅の老人が実際的な助言を与えた人は、
妄想に逃げずに今を変えたいと少しでも思っている人だけで、
その他の人には、ただその人の妄想に適当な相槌を打って聞いているだけだった。

将来の選択肢を絞っていくことは何かもったいない気がしてとっておきたいものだが、
絞ることなしにと前に進むことはできないのだと、改めて思い直した。

買おうか迷っていた車、買おう。
面白かったです♪
いや〜、貧乏くさかった。貧乏が染みついていた。
でも、みんな貧乏神みたいで楽しそうだった。

物語は普通だったが、おかしな人たちがいっぱい。
味のある役者さんばかりで妙な面白さがあった。

いまは使われないような言い回し、味のある台詞に、
日本語って面白いなぁ〜と再発見した気分だった。

フラリ現れたお遍路さん(左ト全)の飄々とした魅力!
人生を達観したような表情がたまらないなぁ〜♪

みんなボンビー生活から抜け出そうと思ってるのに、
どん底生活が楽しくて足を洗えない感じだった。

ゴーリキーの「どん底」が読みたくなりました。
香川京子さんが魅力的
 この映画,とてもモダンなのに驚いた。安酒に浮かれる貧乏長屋の住人たちが,ほとんど口だけでつくりだす馬鹿囃子のリズムが,何ともファンキーで素晴らしい。こんな格好良く横揺れする現代的な音がよくつくれたなあと感心した。途中と最後と二回聴けます。

 特質すべきは香川京子さんの演技。意地の悪い長屋の大家と輪をかけて畜生並みに性悪なその妻に,いじめ抜かれたあげく発狂してのたれ死ぬ娘(大家の妻の妹)役を,見事に演じているのだけれど,いっけん地味な印象ながら,ちょっと下品で失礼な言い方だけれど,男好きのする顔立ちで,なんとも魅力的。この作品で,香川京子さんの大ファンになってしまった。

 もっと彼女の主演作をDVD化してほしい。溝口健二のBOXでしか買えない『近松物語』をばら売りして欲しいし,それ以外にも『上海帰りのリル』『チャッカリ夫人とウッカリ夫人』『山椒大夫』『いらっしゃいませ』『猫と庄造と二人のをんな』『奥様は大学生』などがDVD化されたらうれしい。

 作品も五つ星だけれど,個人的には香川京子さんに星5つ,彼女の魅力を引き出した黒沢明監督にも星5つ。
閉塞感の中で繰り広げられる密度の高い人間模様
重い。冒頭からこの谷間のような長屋で繰り広げられる情景。長屋では無いのかもしれない。むしろを敷いただけの世界。これを「どん底」という。
「どん底」ではどん底に集まる人々に焦点を当てる。全くのよそ者がどん底の人々の思いに光を燈す。しかし、どん底から這い上がれない人々。悲しみの中で繰り広げられる情景は全てが閉塞感のある環境下で起こる。どん底は繰り返され這い上がることが出来ない。容赦無く救いの手を差し伸べないことに本物の恐ろしさを感じる。最後に奏でられるお囃子は落下していく人々をさらに加速させる。観る者が逃げ出したくなるほどの現実感に、おびえる以前に眼が釘づけになる。驚愕の作品だ。