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キューポラのある街 |
| 日活2002-11-22 - 日活 価格 ¥ 3,279 | |
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キューポラのある街日活 価格(new/used): 3,279 円 / 2,800 円 より 発売日: (2002-11-22) アマゾン売上ランキング: 17419 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件 韓国ドラマ・映画ファンに捧ぐ その2戦後日本に残った朝鮮の人たちがどのような想いで生きてきたかを巧みに表現している名作です。 主演は,当時16歳の吉永小百合,彼女はこの作品で国民的美少女から本格的な女優へと脱皮しました。 脚本は今村昌平,監督は浦山桐郎が担当しました。 キューポラとは,鋳物工場の屋根から飛び出ている煙突のことで,舞台となったのは,鋳物の街として有名な埼玉県川口市です。 頑固な職人気質の父を持ち,貧しい生活の中で高校進学を目指す石黒ジュン(吉永小百合),その親友が在日朝鮮人の金山ヨシエという設定です。 昭和37年といいますと,東京オリンピックの2年前,戦後復興を成し遂げた日本が,更なる高度成長に向けて突き進んでいた頃のことで,高度成長は子どもたちだけでなく職人たちにもおちこぼれをつくってしまいました。 こういった層の人たちは高度成長をめざす日本社会から取り残されがちで,親友のヨシエたちは帰還事業により北朝鮮に帰国することになります。 経済大国日本は技術革新についてこれない人を置き去りにしながら,多くの犠牲の上に成り立っているのです。 当時の在日朝鮮人に対する差別は尋常のものではなく,朝鮮半島から来た人たちが当時どういう暮らしをしていたのか,日本人として彼らとどのように接するべきなのかを含めて,現在の韓ドラファンの皆さんに是非とも見ておいていただきたい作品です。 時代の息吹良くも悪くも、時代の雰囲気が、新鮮に感じられる作品。 貧乏でも前向きな人々。 幻の地上の楽園。 労働組合は貧乏の特効薬か。 職人魂は永遠か。 時代を経て、謎は、深まる。 永遠の真実は、吉永小百合の魅力のみか。 時代を切り取ること原作は早船ちよの小説で、昭和34年から35年にかけて雑誌に連載された。映画の公開は昭和37年で、「所得倍増」が叫ばれた時代と重なる。 昭和35年の全国高校進学率は約58%であり、主人公のジュンのように父親の収入が不安定な場合は、全日制高校への進学はまず無理であった。「格差社会」と言われる今より(むろん一家庭当たりの子供の数も違うが)、むしろ高校進学のハードルは高かった。 「無知蒙昧!」「職業に貴賎なし!」「自己中心主義!」。ジュンが頑迷な鋳物職人の父親へ与える強烈な言葉のパンチである。しかし映画は、友達のヨシエがパチンコ屋でアルバイトをしている本当の理由をジュンが知らないことも、自分の母親がやむなく飲み屋で酌婦をしていることへの理解に欠けていることも暴いている。「自己中心主義」に至っては、羽目外しとその代償、その後の登校拒否から、言行不一致は明らかである。 ジュンが改心したきっかけは二つある。一つはヨシエ一家の一家離散の修羅場を目の当たりに見たこと、もう一つは働きながら学ぶ(定時制高校へ進む)という第三の選択肢を見つけたことである。 家の経済状況が好転したのに「あたいは父ちゃんに頼りたくないから定時制高校に行く」と啖呵を切るジュン。「親父は駄目だから」と親には内緒で新聞配達をする弟のタカユキ。現代の親と子の「体たらく=過保護と依存」ぶりからは考えられないことだが、当時としては十分あり得ることだった。 この映画が40年以上の風雪に耐えて生き残っているのは、60年代前半(昭和35年頃)の時代を見事に切り取っているから。単に風景だけでなく、その時代に生活している人の風習、行動、考え方(今見直すと全て正しいとは思えないが)まで描いているからである。 逆境にまけるな、ジュン主人公のジュン(吉永小百合)は貧しいが頭が良く、高校進学を目指す中学3年生。そこに父親の失業という不幸がやってきます。周りには幸せな家庭の子供、不良、在日朝鮮人の子供などがいて、その当時の社会情勢が伝わってきます。市からの補助を受けて修学旅行に行こうとする朝、父親が再就職した先の会社を辞めるという。その再就職はジュンの同級生の父親の紹介によるものでした。ジュンは同級生から姿を隠し、修学旅行に行くこともやめてしまいます。さらに飲み屋で嬌声を上げている母親を見てしまう。学校にも行かなくなり、担任の先生が家に訪ねてくる。負けるな!ジュン!さて、吉永小百合さんの映画にはその美しさを見せるシーンがあって、この映画では同級生宅から町の夕景を眺めるところです。ブラームスの交響曲が流れていて実に美しい。 北朝鮮帰国事業を宣伝したこの映画の罪この映画は、在日朝鮮人を北朝鮮に送り込んだ帰国事業を宣伝する映画である。この映画の終わりで、希望を持って北朝鮮に帰った在日朝鮮人達が、その後、北朝鮮で激しい差別と迫害に晒され、飢えに苦しみながら死んで行った事を、そしてその家族の一部が、命からがら北朝鮮を脱出して、北朝鮮の悲惨な状況を訴えて居る事を、皆さんは、どう考えるだろうか? この映画を作った人々と、この映画に出演した人々は、北朝鮮に渡って、地獄の様な差別と迫害を受け、死んで行った在日朝鮮人や日本人妻に対して、良心の呵責を感じないのだろうか? (西岡昌紀・無党派市民) |