マルメロの陽光 [DVD]

紀伊國屋書店2002-09-21 - 紀伊國屋書店 価格
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マルメロの陽光 [DVD]

紀伊國屋書店

価格(new/used): -- 円 / 24,600 円 より
発売日: (2002-09-21) アマゾン売上ランキング: 31860 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件

父と娘
ドキュメンタリーと見まがう映画に、はじめは少々戸惑うものの、いつのまにか芸術家の視線を追いながら和んでいる自分に気づきます。たいへんに心地のよい映画です。途中ドキッとしたのは画家の二人の娘が登場するシーン。思うにミツバチ、エルスールと続いてエリセ監督には「父と娘」という変わらないテーマがあると見ましたが如何でしょうか。
ボイコット!
せっかくの名作が、この中古価格は何事だろうか?再発されるまで、皆さんで買うのをボイコットしましょう。早く再発を!
大切な映画。
絵を描くことと同じくらい、生きることに対して誠実な画家を、映画を撮ることと同じくらい、生きることに対して誠実な監督が撮影した映画。うまく言えませんが、そんな感じの、幸せでやさしさに満ちた映画だと思います。画家と、それを取り巻く家族や隣人たちを描写しているだけなのに、観終わった後、とにかく癒されました。この映画に出てくる人たちは(恐らく撮影している人たちも)皆やさしい。気の利いた台詞も、ドラマチックな展開もありませんが、自分でも驚くほど、映画の中の人たちから、湧き上がるような生きる力をもらいました。粋で、チャーミングで、かわいらしくて、繊細で、時にくすくす笑うユーモアもある、純粋な映画です。この映画を観ることができて、幸せだったな、と思います。
早送りしながら・・・
エリセ先生 すいません。

私には とてもとても 無理です!

マダマダって事ですね??

豊壌にして古典的で、ある意味とても正統な作品
~ただ淡々と、一人の画家が絵を描くようすを時系列で追っている作品です。
といってもアトリエで創作する姿だけを追っているのではなく、画家が絵筆を握っていないときのようすも織り込まれています。食事をしたり、友人と話をしたり、家族に会ったりする姿も映されています。
ただそれだけなので娯楽映画とは当然違います。またドキュメントとも違う構成に~~なっています。つまりドキュメントのようなジャーナリスティックな視点ではなく、画家が創作している姿そのものにじかに切り込もうとしています。そのまなざしは端正で澄んでいて、気品のあるカメラワークと相俟って、映画全体を豊壌に実らせています。そういう意味で味わいに満ちた作品であると言ってもいいと思います。
ところが演出がまったくなされてい~~ないかというと、もちろんそういうものではなく、じつは思いがけないほど古典的です。鑑賞者の目が映像のすみずみまで届くのを待ってから先へ進んでいくように、ゆっくりとゆっくりと映画は進んでいき、さまざまな転回点があり、とても古典的な伏線が置かれ、やがてクライマックスへと導かれていきます。長い古典劇を思い浮かべてみれば、この映画の演出との~~奇妙な符合に気がつき、はっとするひともいるでしょう。~