路地へ中上健次の残したフィルム

紀伊國屋書店2002-04-25 - 紀伊國屋書店 価格 ¥ 4,687
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路地へ中上健次の残したフィルム

紀伊國屋書店

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映像を通しての旅行の追体験。小説の理解の補助。
不覚にも「路地」の意å'³ã‚'知りませã‚"でã-た。
また中上健次の出身のç'°å¢ƒã‚‚、今まで知らずに小説ã‚'読ã‚"でおりまã-た。

ã"の映ç"»ã¯ã€ãƒ‰ã‚­ãƒ¥ãƒ¡ãƒ³ã‚¿ãƒªãƒ¼ã«è¿'い中篇ですが、ロードムーãƒ"ィーとはå'¼ã¹ãªã„でã-ょう、映ç"»ã®é€²è¡Œã®ãƒ†ãƒ³ãƒã¯ã‹ãªã‚Šæ‚ªã„です。ですからç'€å·žï½¤ç‰¹ã«ç†Šé‡Žï½¤æ-°å®®ã«åœŸåœ°æ„Ÿã®ã‚る人や、中上のファンのæ-¹ã«ã-かå-ã'å...¥ã‚Œã‚‰ã‚Œãªã„かもã-れませã‚"。松阪から車ã‚'走らせるのですが、å¤-の風景も車のçª"越ã-で鮮明ではないのです。

ã-かã-、中上の小説ã‚'いくつかモチーフにã-て、またはæ-...人が(映ç"»ç›£ç£ã®äº•上ç'€å·žã•ã‚")が中上の小説ã‚'読みながらã"の映ç"»ï¼æ-...行のテクストのようにæ-°å®®ï¼ˆä¸­ä¸Šã®æ•...郷)にå'かうのです。ã"の映ç"»ã‚'見て思い立ってæ-...行に行くのもいいと思います。ã-かã-現実にはかなり!大変なæ-...行になります。そのくらい、交通の便は悪い地æ-¹ã§ã™ã­ã€‚

そã-て、æ-°å®®ã€‚愕然とã-た事実ã‚'知りまã-た。私の知っているæ-°å®®ã¨é•う。地形からã-て違う。小説に出てくる山がないのです。æ•'地されて。

そã-てそのè¿'くに、「路地」があったのです。言è'‰ã‚'濁ã-ますが「差別」された地域ですね。ã"ã"から、凄い映像が繋がります。小説家がæ'®ã£ãŸæ˜ åƒãŒæŒ¿å...¥ã•れるのです。è¦-点が違うã‚"ですよ。ã"れは住ã‚"でみなã'ればわからない、ç"Ÿæ'»ã®ä¸€éƒ¨ã‚'切りå-って記録ã-ているのです。たまらなかった。中上建次にとっての事実なã‚"ですが、映像の記録性とã-てはç' æ™'らã-い効果がありまã-た。
よく、「æ-°å®®ã«ã¯å±±ãŒã‚る」とæ-...行すると聞かされまã-た。そうお灯祭りの神倉神社ですね。ã"のå '所でも井上ç'€å·žã¯æœ-読する。ï!¼ˆã"の祭りのシーンは出てきませã‚")

そã-て、「路地」のあとã‚'歩く。私は自分のæ-°å®®ã§ã®ä½"é¨"ã‚'ã"ã"で再構築いたã-まã-た。その意å'³ã§ã€æ·±ã„映ç"»ã§ã-た。人には勧めにくいですが、ã"ã"で書いたã"と何かにãƒ"ンときていただã'るなら、観てみて下さい。中上建次は熊野というよりも路地がルーツなã‚"ですね。æ-°å®®ã«ã€Œè·¯åœ°ã€ãŒã‚ったなã‚"てねえ、知らなかった。ちなみに映ç"»ã®ä¸­ã§æœ-読ã-た小説の中で、古座川の河口から嫁に来る女がいるのですが、古座川お勧めです。司馬遼太郎さã‚"が囲炉裏ã‚'構えていたとã"ろです。

今のところ、中上関連のフィルムとしては最上
中上健次にまつわる映像の層の薄さは、如何ともしがたいものがあった。テーマがテーマだけに「差別」とどう向き合うのか、映像を作るものの覚悟が問われる。NHK教育テレビのドキュメンタリーは、一歩、その点で抜きん出たものといえるが、それでも不満が無いわけではない。まして柳町某監督の「火まつり」は論外。

 そのような中で青山監督のこのフィルムが出た。カメラは田村正毅。やや霞んだ、夏の日の紀州の映像。勿論「夏ふよう」もそこにはある・・・・
 本フィルムのメインはあくまで中上による「路地」の映像である。そして中上作品の朗読。新宮への道行き。構造はあくまでシンプルだが、「路地」の映像を邪魔しないものになっている。

中上健次ファンは観るべし
観ている自分自身が、中上健次の生まれ育った紀州を旅しているように思えるロードムービー。これまで読んできた数々の作品が、また味わい深いものになります。彼が亡くなった夏に、紀伊半島を青春18きっぷで旅した頃を思い出しました。これまで仕事の関係でお燈祭りが行われる2月に新宮を訪ねたことはありませんでしたが、今度こそ、何が何でもこの目で見てみたいという気持ちを強くしました。