津軽じょんがら節

パイオニアLDC2001-12-21 - パイオニアLDC 価格 ¥ 5,182
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津軽じょんがら節

パイオニアLDC

価格(new/used): 5,182 円 / 4,780 円 より
発売日: (2001-12-21) アマゾン売上ランキング: 81639 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 5件

Discover Japanの逃走劇−−ヒットマンに追はれるヒーローと言ふ神話
 1970年代、JRがまだ国鉄だった頃、国鉄が繰り広げたキャンペーンに、Discover Japanと言ふコピーが有った。即ち、国鉄に乗って、日本の津々浦々、色々な土地に行ってみよう、と言ふ旅行キャンペーンであるが、このフレーズが意味する物は、詰まる処、辺境キャンペーンであった。そして、今思へば、旧国鉄が繰り広げたこの大キャンペーンに、当時、斜陽化が著しかった日本映画は、呼応した節が有る。−−別に批判して言って居るのではない。念の為。
 例えば、『砂の器』がそうである。私は、『砂の器』が大好きだが、あの映画に、当時の国鉄のキャンペーンが影響を与えて居た事は、明らかである。そして、この映画(『津軽じょんがら節』)も、1970年代の国鉄が作り上げた辺境キャンペーンに、呼応した面が有ったと、私は、思ふ。
 正直言って、私は、この映画が、好きに成れない。この映画には、確かに、津軽の風景は映し出される。しかし、そこに登場するのは東京人で、津軽よりも、彼らが逃避して来た東京の存在感の方が、強く感じられてしまふ。そして、そんな東京から津軽に逃避して来た登場人物の姿に、70年安保で挫折した人間の姿がだぶって見えてしまふ所が、実に、興ざめである。特に、最後にヒットマンが登場して物語が終はる辺りは、全共闘世代の感性丸出しである。−−ヒットマンに追はれるヒーローと言ふ神話は、もう沢山である。

(西岡昌紀/内科医)
咆哮するうみを見よう
「あんたァー!」北の果て、大波が吠えかかる海岸を走る赤いコートの江波杏子。 強烈です。
東京にも故郷にも居られないさすらう女、その女とごぜのイメージが重なり合うのです。

禁忌、村八分、生きるぎりぎりの毎日、ラクダの上下、別珍の布団カバー、トタンの家、、この映画に描かれる湿り気と静かな激しさはバブルのフィルタで濾されて無くなってしまった。(或いは潜ったのでしょうか)
大画面で見たい映画
津軽のひなびた漁村を舞台とした女二人男一人の物語。
監督は元スチルカメラマンで、構図の良さを認められて抜擢。
確かに一枚一枚絵になる画面ばかり。
望遠でピント操作というシーンが多く、なかなかに格好良い。

画面横一杯に広がる日本海。それに重なる津軽三味線。
漁村のとんでもないひなび具合。めしいの少女のやるせなさ。
子供の頃に見ていたら、トラウマになっていたと思います。

カメラにうるさい監督
ひっそりとした津軽の漁村に戻ってきた真っ赤なコートの女、一緒に来たのは六本木からそのままやってきたような若いチンピラの男。女はふるさとに打ちのめされ、男はささやかな希望を見つけたが...。

鮮やかなコントラストで始まるこの映画は萩原健一、岸恵子のリリカルな映画「約束」の監督でもある斉藤耕一のキネ旬一位に輝いた作品です。

日本のルルーシュ、斉藤耕一の映像で津軽の風景がフランスの田舎のように見えてくる。ストーリーもマンガのように面白く、シリアスだが心に残る甘い映画です。

景色を見て欲しい!
江波杏子も綺麗なんだけど、この映画の主役は津軽の風景です。寒々しいのですが、美しいこの風景を堪能してください。