ハンニバル スペシャルボックス

東宝2001-10-25 - 東宝 価格
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ハンニバル スペシャルボックス

東宝

価格(new/used): -- 円 / 1,566 円 より
発売日: (2001-10-25) アマゾン売上ランキング: 18947 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 12件

もうハンニバル・ホプキンスにメロメロです☆
前半の舞台であるフィレンツェも、後半のメイスンバージャー家(アメリカ)も、十分美しいんですよ。(まじで、素敵な歴史の街フィレンツェに行きたくなりました!)
でもでもね、やっぱりレクター博士の独壇場の映画なんですよ。プロモーションビデオと言いたくなるくらい。ああ、スーツとメスが似合いすぎる!(笑)
「羊たちの沈黙」をセリフを覚えるくらい観た私にとって、レクター博士という存在、言うことないです。アンソニーホプキンス、あのお歳でフェロモンや知性のあふれ出る演技が出来るのは、なかなか・・・さすがオスカー俳優です。(ああ、クラリスうらやましい。)
ゲイリーオールドマン演じるメイスンバージャーも異様なキャラクターですが、今回は1シーンを除いてメーキャップ姿で出ているので、あまり素顔が拝めませんでした。(そういえばこの2人は「ドラキュラ」でも共演してましたね)
それにしても、レイ・リオッタ・・・。かわいそうな落ちですが、悪役が似合いますねw。

さて、スペシャルボックスならではの映像特典ですが、プロヂューサー・ディノデラウレンティスの映画制作裏話が印象深いです。監督・リドリースコットに、「グラディエーター」後に依頼した時の話や、クラリスやレクター、メイスン裏話など。忘れてならない、もう一つのエンディング(腕を切らなかったバージョン)も、興味深かったです。
ケースは箱入り(でも、収納にかさばらないです)で、オールカラー全62ページブックレット、ここには、映画の詳しいチャプター&スタッフ解説と制作秘話、フィレンツェのガイドです。
原作本も読みましたが、「ハンニバル」好きのコレクターアイテムとして、お勧めです。
イタリア・フィレンツェの文化芸術性が高尚なまでのレクター博士への戦慄を見事に浮き立たせる

牢獄されていたハンニバル・レクター博士とクラリス・スターリングFBI訓練生との心理戦、
そしてレクター博士の頭脳を借り導き出した連続猟奇殺人事件の真相。

それらを描いた「羊たちの沈黙」から10年後。
レクター博士が脱獄し、再びレクター博士を追うスターリングFBI捜査官との心理戦、
そしてレクター博士を取り巻く人々の思惑とそれらが複雑に絡み合う事件を描く。

レクター博士は前回同様名優アンソニー・ホプキンスが演じるが、
クラリス・スターリング捜査官は可憐な美女というイメージだったジョディ・フォスターから
無骨で冷静さを失わないイメージのジュリアン・ムーアが演じる。
冷静かつ巧妙な判断を行う女性捜査官としては、確かにジュリアン・ムーアは適任である。
しかしその前提知識がないと、どの時代でどういう登場人物の設定か良く分からなくなるのが難点。

事件は、
政界やFBIへの影響力も大きい大富豪、しかし自ら顔の皮を剥ぐ事を促され
密かにレクター博士への復讐を誓う奇人メイスン・ヴァージャー。
イタリアで新たな身分で優雅な生活を送っていたレクター博士の正体に気付き、
若く美しい妻と優雅な生活を送るため莫大な懸賞金獲得を目論む地元刑事リカルド・パッツィ。
そして切りたくても切れない関係となってしまったクラリス捜査官、
彼らレクター博士を取り巻く人間の思惑が複雑に絡み合い事件は進んでいく。

牢獄されていた時でさえ戦慄を覚えていたハンニバル・レクターが自由の身になり、
近づく者の行動に観る者をハラハラさせ、新たな戦慄を感じさせる。

そしてまた文化的芸術的にも奥深いイタリア・フィレンツェと知識聡明なレクターとがマッチし、
その文化芸術性の裏に見え隠れする悪魔の顔がまた違う戦慄を感じさせる。

後半アメリカ編では、若干レクターのしたたかさに陰りが差すところが残念だが、
全体を通して芸術性と高尚なまでの戦慄が感じられる、そんな作品である。

映像が半端でなく綺麗
私はこの映画の中に出てくる映像の現し方がとても好きだ。
オープニングのハトがフレンツェの広場であつまって所や、クライマックスの部分の森を抜ける部分。
でも、映画では映像よりストーリーの方がずっと大切だろう。ストーリーとしては前作の「羊達の沈黙」の方が面白く感じられた。
レクター博士の魅力も出し切れていないようにも見えました。

けれど、原作の本から端折ってる部分も多くあり、小説も読んだ方がいいかもしれません。メイスンの妹や同僚アーディリアや映画では想像も出来ないような人物も出てきますし、博士の子供時代の重要なエピソードもあります。
小説のラストより映画のラストのほうが私は全然好きですけどね。

原作に比べると・・・
本作では『ハンニバル』という題名からも分かるように、レクター博士について語られるはずだった(実際、原作ではレクター博士の過去など今まで明かされてこなかった謎が描かれている)にもかかわらず、レクター博士の過去については一切語られず、登場人物もカットされてしまっている。映像、音楽はとてもいいし、『羊たちの沈黙』でクラリスを演じたジョディ・フォスターより本作のジュリアン・ムーアの方が演技がうまかったりするのだが、物語の最高の魅力であるレクター博士の魅力が描ききれておらず、期待はずれの感はいなめない。凄惨なシーンばかりをクローズアップするあまり少々安っぽくなってしまってっているのだ。『ハンニバル』という物語を理解し、楽しもうとするなら原作を読まなくてはならないだろう。
値段が高すぎる
才能のある監督が陥りやすい落とし穴のひとつが、なまじ映像演出に長けているばかりに小説を原作とした作品などの映画化を頻繁に以来され、その際にストーリーを上映時間内に上手にまとめることを第1目的に作ってしまうことでしょう、本作品もそのひとつです、
小説としては、20世紀の傑作のひとつとして後世に残ると思いますが、2時間ほどの映画にするには長大すぎる原作といえます、そのため映画化のために大胆な省略を繰り返したために、原作では神話的ともいえる

名場面がただのちょっとしたクライマックスとして描写されており、確かに娯楽映画としてみれば面白いことは面白いのですが、それ以上のものではありません、「羊たちの沈黙」がそれ以上のものであったことが確かなだけに、やはり残念です。