さくら隊散る

パイオニアLDC2001-10-10 - パイオニアLDC 価格 ¥ 3,790
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さくら隊散る

パイオニアLDC

価格(new/used): 3,790 円 / 4,100 円 より
発売日: (2001-10-10) アマゾン売上ランキング: 95089 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件

胸をえぐる反戦映画
音羽信子さんがナビゲーター役を努め、ドキュメンタリーと再現ドラマから成っています。

実際に被爆した「移動演劇隊:櫻隊」の俳優さん達の被爆と死までを1人1人にスポットを当て描いているのですが、悲惨極まりないです。
正直、あまりの酷さに目を覆いたくなる場面もありました。

将来に夢も希望もあった若い俳優さん達は、原爆で全てを奪われます。
綺麗だった容姿も目を背けたくなるくらいの酷い有様になって苦しみもがいて死んでいくのです。
櫻隊の皆さんは役者としての映像がフィルムに残っていて、途中に映し出されるのですが、対比に胸をえぐられる思いがして堪りませんでした。(櫻隊のおひとり園井恵子さんは坂東妻三郎の『無法松の一生』で未亡人を演じた女優さんです)

1952年の『原爆の子』から36年。どれだけ時間が流れても全く変わらない、新藤兼人監督の戦争や原爆への強い怒りが全編から伝わってきました。
演出は櫻隊の皆さんへの鎮魂のようにあくまで静かで控え目です。監督は本当に人間のひとりひとりを愛しているのだろうと思います。犠牲になった方々に寄り添うような感性でした。

観れば必ず胸に強い何かが残ります。私は怒りや無念さなど様々な思いから涙が止まりませんでした。

この映画の前に‘戦争はやむを得ないもの’などという言葉は必ず消し飛ぶ筈です。
戦争ではいつも民間人が犠牲になってきた、という事実。
彼らから未来を奪った何かは私達からも未来を奪うかもしれないこと。
戦争は決して誰かの机上のゲームでは終わらないこと。
目を開いて直視しなくてはいけない事実がこの映画にはありました。

一人でも多くの人がこの映画を観る機会を持って、戦争について平和について、また人間としての人生や幸福について、もう一度考えて下さる事を心から祈ります。


是非!!
日本人なら一度は観ておくべき映画ではないでしょうか?
教育にも活かすべきだと思います。
目をそらしちゃいけない、語り継がねばいけない事です。