チャイニーズ・ディナー [DVD]

ポニーキャニオン2001-09-19 - ポニーキャニオン 価格 ¥ 5,182
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チャイニーズ・ディナー [DVD]

ポニーキャニオン

価格(new/used): 5,182 円 / 1,929 円 より
発売日: (2001-09-19) アマゾン売上ランキング: 43850 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 9件

息詰まる心理戦・密室劇の名作
堤幸彦監督作品「チャイニーズ・ディナー」が再び見たくなったので再見。

--あらすじ--
高級中華店のオーナーであり、暴力紛いの悪どい商売をしている星野(柳葉)は、いつものように中華店で夕食を摂ろうとしていたが、部屋には殺し屋(IZAM)が潜んでいた。
銃口を向けられたまま夕食を注文するように命じられた星野は、ギリギリの状況の中、殺し屋の正体を推理し始める・・。

抽象的なオブジェクトの提示、人物の反転、キャメラ振動など随所に堤らしさ、堤マジックが伺えて今なお色褪せない密室劇の名作。

脚本も面白い。相手を出し抜こうと画策する男と、正体を見せない殺し屋との息詰まる心理戦。

「請来(ちんらい)」の合図で運ばれる豪華中華料理が攻防のきっかけとなるという決め事で、シーンの動と静の緩急を巧くつけている。

殺し屋の正体や目的を推理するロジックの面白さも秀逸だ。

役者としては意外性のあるところをもってきているが、柳葉の硬さがいい具合に心理的な緊張感として出ている。
IZAMははっきりいって大根だが、不気味な正体の殺し屋というアクセントには貢献しているだろう。

初見で衝撃を受け、二度三度と見るたびなお発見があることだろう。
未見の方は是非ご覧頂きたい。
この『チャイニーズ・ディナー』は美味かった!
 『ケイゾク』『トリック』『池袋ウエストゲートパーク』でのギャグのイメージが強く、『溺れる魚』が酷かったので、あまり期待していませんでした。「日本人監督が取る香港風ハードボイルドが見たいなぁ」程度にしか考えていませんでした。しかし、私のそんな予想を裏切って面白いじゃないですか、『チャイニーズ・ディナー』は!

 脚本が良い。予告編を見て柳葉敏郎がIZAMに一方的にやられるだけかと思ったから、本編を見たら柳葉が余裕綽々でびっくりした。舞台は高級中華料理店の一室だけで、出演している出演者が3人(しかも、翠玲は料理を運んでいるだけで台詞が無いから、実質上2人)なのに、全然飽きない。2人の駆け引きの心理戦が意外な展開で、画面に目が吸い寄せられる。初めは舞台にした方が良いのではないかと思ったが、スムーズなカメラワークはスピーディーで、映像しか使えない構造が巧く使われていて、テンポが良い。赤と黒が基調の映像も綺麗。脚本を活かす演出だ。

 柳葉敏郎の演技は安定していて、裏で黒い事をしている高級中華料理店のオーナーの凄味が出ている。東北訛りで損をしているが...。(迫力が無くなるというか、緊張が緩むというか)
 『溺れる魚』『g@me.』でキレた演技を見せたIZAMは、今回もキレた演技を見せてくれる。キレっぷりは今作が最高!同じ堤幸彦作品でIZAMを見るなら、『溺れる魚』よりこっちでしょ!
 紅一点の翠玲が美しい。

 香港ハードボイルド風のダーティーさが出ている。しかし、『チャイニーズ・ディナー』の濃厚なこてこて感が無く、日本料理のさっぱりした印象を受けた。
 2時間以上だったら飽きてくるが、1時間30分足らずなので、サクッと観られるからお薦めです。
 
ヒッチコック劇場を思い出した
場面は中華料理店の一室のみで全てが始まり完結する
出てくる俳優も
実業系ヤクザのギバちゃんと殺し屋のイザム
そして料理を運んでくる翆玲さんのみ

その限られた人間・空間の中で展開していく
駆引きドラマ

前半、展開のなさに少々ダレたが
中盤「殺し屋の正体が誰だ?」とか「誰が殺しを依頼した?」と
ホームズばりの推理劇になり
その後、後半の盛り上りへ突入し答えが出る展開はなかなか引き付けられた
そういった意味ではもうちょっとコンパクトにすればもっとおもしろかったかも

ただ、低予算実験映画としては成功してると思うが
この手の映画は既に多くの手法で作られているので
実験的に新しいかというとそうでもなく
作ってみたかっただけなのかな・・・って感じもしないでもない

堤ファンなら1回は見てもいいかもしれないけど
何回もみたくなるようなものではないと思う

実験的堤映画?
堤監督作品にはどこか笑わされてしまう要素があるが、そういう場面がまったくなかった。不意をつく笑いが堤映画に一種のリズムを作っているがこの作品はまったく異色である。

特典映像で堤監督自身が中華料理店という閉ざされた空間で緊張感と弛緩を表現したかったということをいっていたが、その意味では成功しているかもしれない。不思議な気分にさせてくれる映画だが、残念ながら見終わった後の満足感はなかった。

不思議な作品!!
今まで数々の映画を鑑賞して来ましたが、このような作品は初めてです。
まず、出演者が3人のみ!舞台も高級中華店の一室のみのストーリー展開。

柳葉敏郎(ヤクザ役)とIZAM(ヒットマン役)の、命懸けの駆け引きが
中華店の一室でおこなわれる。(たまに料理を運ぶ翆玲さんが登場します♪)

もちろん!CG等はまったく無く、役者の演技力のみで緊迫感等など演出!!
本当にシンプルなのですが、何故か?手に汗握る不思議な作品でした。

ちなみに堤幸彦監督作品では珍しく、一切ギャグはありません。
これほどシンプルで表現が難しい作品を作り出す堤幸彦さんは、やっぱりすごいです!!