博士の異常な愛情

ソニー・ピクチャーズエンタテイメント1998-10-23 - ソニー・ピクチャー... 価格
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博士の異常な愛情

ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

価格(new/used): -- 円 / 1,900 円 より
発売日: (1998-10-23) アマゾン売上ランキング: 86240 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 6件

3990円はちょっと
 僕が持っているのは多分、このバージョンだと思います。僕の感想は、それほど酷い画像ではありませんが、VHSよりややきれい、というぐらいのレベルだと思います。はっきり言えば、DVDに美しさを求める人には不満でしょう。実のところ、ネガから焼き直したニュープリントなのか疑問に思っているぐらいです(素人考えですけど)。ひょっとしたら、オリジナルネガ自体がかなり劣化しているのかもしれませんが。

 とはいえ、映画としてはもう素晴らしいの一言につきます。これほど「笑えない」のに「面白い」コメディはそうないでしょう。凍りつく笑い、という形容がぴったりで、ラスト近くは圧倒されまくりです。ブラック・コメディという言葉の本当の意味が分かる、という感じがします。ピーター・セラーズのすごさも本物で、この映画と「ピンクパンサー」の2本を見ると、彼の引き出しの多さには感嘆するしかありません。

 DVDを上手に買うのは本当に難しいですが、皆さんのご健闘をお祈りしています。

傑作ブラック・コメディ
キューブリックのブラック・コメディ。飛行シーンはなかなか美しい。

いつもアメリカがめちゃくちゃな理由をでっちあげて、どこかの国に戦争をしかけて金もうけしているのは事実だが、地下に潜ってまで、“地下領土の確保のため”に戦争しようとしてるなんて、あまりにバカバカしくて笑える。

不思議な魅力の戦争ブラックコメディ
『キャッチ21』とか、「戦争ブラックコメディ」と呼べる作品がいくつかありますが、これはさすがキューブリックというか、何とも異様な作品に仕上がってます。
同じ原作で『未知への飛行/フェイル・セイフ』という映画があるのですが、あちらがマジに核戦争の恐怖をひしひしと描いているのに対し、キューブリックはどこまでもコケにしまくります。

セラーズだけでなく、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドンも凄い。
今なら、『13デイズ』と併せて見ると面白いかも。

戦争の恐怖?
このテーマは、いわゆる「キューバ危機」後、第三次世界大戦がより身近に感じられた時代を反映していると言えるでしょう。シドニー・ルメットが同時代に監督した「フェイル・セーフ」と並び賞される作品でしょう。しかしながら、人類のおかれている現状は当時とまったく変わっていません。 ただ、「敵」の存在がより複雑になり、「国家対国家」とはかならずしも定義できなくなったことだけでありましょう。その証拠に核兵器は増えつづけているのですから。ああ、人類はなにをしてきたんだ、とその笑いのなかに「恐怖」をみます。テーマが40年以上たっても新鮮なのは、さすがキューブリック、と言えるでしょう。
キューブリックの最高傑作!
 断崖絶壁から外界を見下ろしたような、目眩いがしてクラクラするブラックコメディの金字塔。これを越える「最終戦争物」は存在しない。B-52の精緻な再現からペンタゴンの作戦指令室のセットの「本物らしさ」までリアリティを追及しながら、その中で繰り広げられるパイ投げに等しい大ドタバタ!ラストに流れるあの名曲で、すべての輪が閉じる快感!登場する人物の名前すべてがギャグであり、流れる曲もすべてがギャグ。
 狂笑という言葉がいちばん似合うかも。とにかくみてほしい超傑作。