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クリクリのいた夏 |
| 日活2001-02-23 - 日活 価格 | |
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クリクリのいた夏日活 価格(new/used): -- 円 / 7,580 円 より 発売日: (2001-02-23) アマゾン売上ランキング: 6823 位 DVD / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 13件 遠い過去を語る原題は「沼地の子供たち」。日本でつけられたタイトルは、あきらかに商業的な成功を願ったものだが、これは許される範囲のものだ。いい映画を多くの人に観てもらいたい、という気持ちが読み取れないわけではない。 まだ幼い少女だった頃のクリクリの記憶として、身近に暮らしていた大人たちの、まずしいとはいえ、このうえなくのどかだった日々のエピソードが語られる。 登場する人には社会で目立った働きをするようなタイプではないが、むしろゆえに愛すべき人たちが、ささやかな日々の幸せを感受し生きている。 語られる時代のこの田舎には、そういう彼らの居場所はちゃんとあった。 四季の実りを惜しみなく与えてくれた「自然」と同じように、われらが「暮らす」共同体には誰しも欠かせないのではないかという作り手のあたたかい視線がある。 それはまた、沼地を離れ事業家として成功しながらも、家族の中には居場所を無くし、沼地の暮しを忘れられない老人にも向けられた視線。「裕福なのを恥じることはない」 映画の終わりに老女であるクリクリが言う。 「それもこれも昔の話。今はもうみんなその頃の大人たちはいないのです」 「沼は今では埋め立てられて大きなマンションが建っています」・・・ いつもにこやかに正装して現れる本とジャズ好きの友人、労働は苦手だが、エスカルゴ採りにピクニックのようにうきうきと同行する彼が、開いた本の一節を紹介する。 「自由とは好きなように時間を使う事だ。何をし、何をしないのか、自分で選び、決めることである。」 遠い過去にみんなが集まった「沼地」は象徴的だ。現代では跡形もなく埋めつしてしまったのか・・。 再販を強く希望!!!もっと知られてもいい作品です。と、いうのも私の周りの人間は誰一人として知りませんでした。こんなに素晴らしい映画には中々出会えないと思います。主演のジャック・ヴィユレさんは既に亡くなられましたが追悼の意を込めて是非、再販していただけないでしょうか。手元に置いておきたい作品です。 思い出は美しい、されど「他所者」がやってきて、皆を楽しませ幸せにし、やがて去っていく…。『シェーン』や『寅さん』が思い浮かびますが、この映画もそのパターンです。 復員したガリスがひょんなことから92歳の老人の死を看取り、沼地の家に住みつきます。隣人リトンやクリクリはガリスからたくさんの幸せを貰います。ガリスにとっても沼地で出会った友達との毎日は、ほんの仮住まいと思っていながら他の場所へ発つ日を先延ばしにするほど楽しいものです。かつて沼地で暮らし、今は金持ちになり窮屈そうな三つ揃いを着ているペぺも彼らの輪に加わる時には昔の貧しくとも楽しい生活を思い出すのです。 ところが一人だけ沼地の生活から抜け出したいと思う人がいます。リトンの妻パメラです。映画は、出て行ったパメラのことは忘れろとガリスがリトンに告げる場面から始まりますが、何の映画的お約束もなくパメラが当然のようにリトンの家にいて観る者を戸惑わせます。クリクリが発熱する場面です。このときの胸騒ぎ、「あれ?なんか重大なことを見逃したかな?」と思わせるところにジャン・ベッケル監督の遊び心を感じます。 母パメラは終始不機嫌です。リトンは陽気で憎めないキャラクターですが、生活能力に欠け、お酒が大好きで、「クロンボ」と平気でいう父親です。このような両親でありながらも、老婆クリクリに沼地がユートピアとして記憶されているのは、ガリスのいた日々とピエロとの初恋ゆえなのだと思います。 フランス映画は実にいいですすぐ爆発したり撃ち合いしたりするアメリカ映画と違って、フランス映画はいつも人間の本質を突いてるなって思う。ホントに大事な事をゆっくり丁寧に描いてしっかりと伝えていく。 フランスの田舎の生活がじっくり見れるのが嬉しいです。 あとあの暴れん坊野郎が小さなクリクリにやられるところは気分いいです。 その後暴れん坊クンがいいヤツっぽくなるのも後味いいな。 本当は星四つ半くらいにしたいんですけど最初に観たとき、私的には、“やばい物を観てしまった”って感じてしまいました。人間という生き物にとって、社会や組織の歯車として生きることが、いかに不自然な生き方か、という事を感じ取ってしまったんだと思います。 沼の周辺に住み着いているのは極端に貧しい人たちのみで、従って町の人々はそこを敬遠する。いくらかお金もカセがなあかんから、一応仕事もするけど、沼に釣り糸を垂らしておけば勝手に魚がかかったりするので、貧しくとも、ある意味自由な生活を送る人々を中心にした話。そして、沼の自然の美しさと、いくらかの本、音楽が、優雅さや精神的豊かさを与えてくれる。これだけで十分じゃないか、と言う種類のテーマ。 これだけやと、前にもこんな感じの映画あったぞってな感じですが、主要登場人物が妙に魅力のある人々ばっかりで、話の中に引き込まれてしまう。なんてクサイ言い方すると、かえって信用でき無くなるかもしれませんが、フランスでは200万人以上の観客を動員したという、この映画の実績も加味して下さい。 -----以下、まだ読みたい人向け。----- DVDのパッケージには、「とびきりの”しあわせ“」とかって書いてあるんですけど、それは当時子供だったクリクリの思い出としてはって感じで、映画の中身は一応、人生の喜怒哀楽が全て入ってます。例えば、復習に燃えるボクサーなど、恐怖の要素もあるし、最後に悲しい事も起こる。 私の場合、仕事もせず、また自由がいいからと結婚もせず、本と音楽、それに少々のオシャレでもって人生を楽しむ“先生”に惹かれました。で、主人公の男は、ある意味、いたってノーマルな人で、たまたまそこに住み着く事になったって設定なんですけど、従って、全くの変人奇人の集まりの話でもありません。 ただ、いくらか話がすぐ終わってしまう印象。また、2回目に、ストーリーを知ってしまった上で観ると、少し退屈するの印象。 |