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欲望の翼 |
| パイオニアLDC1999-11-26 - パイオニアLDC 価格 ¥ 4,935 | |
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欲望の翼パイオニアLDC 価格(new/used): 4,935 円 / 2,600 円 より 発売日: (1999-11-26) アマゾン売上ランキング: 24020 位 DVD / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件 アジアン・ニューウェイヴの第一波王家衛監督作品としてというよりアジア映画として記念碑的な作品です。 実際、観客の目に映る物語の舞台は香港から途中でフィリピンに移動し、 また劇中人物の台詞や使用言語からマカオや上海などアジアの諸都市が連想されます。 更には、香港を代表する明星たちを起用したため、 どのキャストにもそれぞれこの人を主役にしたスピンオフも 見たいと思わせる魅力があります。 特に前半はマギーに片思いする警官、 後半は船乗りに転身しヨディに再会する役を演じたアンディ・ラウは、 破滅的な人生に半ば自己陶酔している主人公ヨディを一蹴するくだりで 主人公とほぼ等量の重みを持って観客に迫ってきます。 レスリー・チャン演ずる主人公ヨディは身勝手で残酷ゆえの悪魔的な魅力があり、 マギーやカリーナ・ラウが扮する女性たちやジャッキー扮する友人ばかりでなく 観客をも魅了します。 彼の語る「脚のない鳥」の話は彼自身の象徴であると同時に 聴き手をも掴みどころのない不安に陥れる魔力を備えており、 この作品では両性具有的なレスリーの雰囲気と 魔性的な役どころが一分の隙もなく邂逅しています。 しかし、その一方で観客の冷静な感慨としては、 ヨディの設定も台詞も物語的な装飾があまりにも過剰で気障っぽく 本当には共感し得ない感触を受けざるを得ないので、 アンディが演じた役はそうした観客の現実的な視点を代弁し、 「脚のない鳥」の生き方を相対化する役割も果たしています。 こうした視点を明確に入れている点に後続の作品にない清新さを感じました。 また、登場人物のモノローグで感情を説明する手法がこの映画では多用されており、 主人公の実母のモノローグまで入れたのは少し余計に感じましたが、 漂白していく主人公を巡る切ない視点を新たに明示したと考えれば了承できました。 「花様年華」「2046」へと続く王家衛映画の原点となる作品です。 香港の湿気を感じる。本編が始まる前のポップで乾いた『恋する惑星』『天使の涙』の予告編を観ていたから、『恋する惑星』『天使の涙』の様な作品を想像していましたが、違いました。 日本映画や韓国映画のじめじめした湿気は苦手だけど、この『欲望の翼』の噎せ返る様な湿気は良いねぇ。(香港の湿気なのかもしれないし、フィリピンの湿気なのかもしれないが)熱帯雨林の映像も雰囲気が出ている。クエンティン・タランティーノみたいな構成(タランティーノ作品は1本も見た事無いけど、間違ってないよね)は、ウォン・カーウァイ(王家衛)作品ではいつも使われているだろう。アルゼンチンタンゴ?キューバ音楽?ブラジリアン?暗く哀愁漂うラテンアメリカ系の音楽を使うところは、『ブエノスアイレス』を彷彿させる。(この作品も見た事無いけど、合っているよね)色んな人間関係が出てくるが「こんな人間関係は現実にも有るなぁ」と思わされてしまうし、登場人物が話す台詞や起こす行動は実にリアル。下手なトレンディドラマじゃこのリアリティは出せないね。アート系映画は苦手で、香港スター達(と、お洒落な映像と音楽)しか期待しなかったから、飽きずに観られたのが凄い。レスリー・チャン/カリーナ・ラウ/マギー・チャン/ジャッキー・チュン/トニー・レオン/アンディ・ラウと、超豪華。 しかし、最後にトニー・レオンが出ていたが、何故トニー・レオンが出ている?それに字幕が間違っていて、カリーナ・ラウの役が「ホウエイ」「ルル」「ミミ」と幾つも名前が有るのか分からない。 美しい 涙。。ウォンカーウァイという人は、時代の雰囲気とか空気を撮らせたら、最高に美しいものに仕上げるすごい人ですが、この作品はこういう点で、最も好きです。 音楽、カメラワーク、色合い、すべてが観た人の心に風景として残ります。こういう表現こそ、映画なのだと思います。 90年にこういう作品が香港で作られていたとは驚きです。 アジア映画初心者にお奨めです。 1分のともだち湿気、湿気、湿気。アジアの湿気をここまで感じさせる映画は初めて みた。ヨディ(レスリー)の部屋でのレスリーとマギーの顔のアップは あせばんだ肌がすべすべしていて、仏像のように美しい。みている私の 部屋にまで彼らの汗と吐息が流れてくるようだ。 一見、スローでけだるい映画に見えるけど、その停滞した流れの下に この映画は最初、ジャングルのシーンで始まり、フラッシュバックの 配役が素晴らしい。レスリーをはじめ、これで初めてみたカリーナ・ 今まで、アジア映画に目をむけなかったことを強烈に反省すると ウォン・カーウァイ流ラブストーリー炸裂!映像のスタイリッシュさが語られる事の多い本作品ですが、ロマンチックさがこの作品の最大の魅力だと思います。日本映画ではありえない程のキザでロマンチックなせりふのオンパレードですが、それを恥ずかしく思わせないウォンカーウァイの演出は見事です。豪華な役者陣とクリストファードイルの撮影テクニック、時代設定を60年代にもっていったねらいがずばり的中しています。 こんなにロマンチックでスタイリッシュなラブストーリーを撮れる監督は現代ではウォンカーウァイしかいないでしょう。 素敵な女性と一緒に見る時には是非おすすめの映画です。 |