少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録【劇...

キングレコード2000-03-03 - キングレコード 価格 ¥ 6,694
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録【劇場版】

キングレコード

価格(new/used): 6,694 円 / 3,040 円 より
発売日: (2000-03-03) アマゾン売上ランキング: 19915 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 20件

美しいが荒削りで無骨、そこが魅力的
アニメ史上に名を残す程の怪作であり名作であったアニメ版ウテナに対し、残念ながらこちらは(もちろん怪作ではあるが)決して名作と呼べる出来ではない。
地上波から映画化された作品が陥りやすい、「映画」としての完成度の低さ。尺とテーマのバランスが合わず、キャラクターもストーリーも語りきれておらずまとまってもいない。勢いだけが先走り、話の断片を見せられているようで、中身のあるものを観たといった気分にならない。

しかし。
観終わった後確かに、胸のどこかにトゲが刺さったような気分になる物語なのだ。

人物も風景も音楽もひたすら美しいのに、描かれるやりとりは妙にしつこさがあり官能的。装置が美しいことが、かえって生々しさに拍車をかけている。アニメ版のウテナの三部をさらにエスカレートさせたような雰囲気といえばいいのか、リアルとはかけ離れた状況を描きながら、そこに動いているのは確かにリアルな人間の姿である。

シュールというよりはむしろただ単に強引なだけでは、と感じるような盛り上がりと、それに輪をかけて強引なカタルシスではあるが、それでも確かに心を動かされるのは、作り手の意志と熱意が強烈で、伝えたいものが明確だからなのだろう。(あと、許せる範囲で「わかってやってる」ところと、とにもかくにも背景の素晴らしさ!)


TV版のラストを更に革命するような映画版のラスト。彼女たちが突き抜けていったのは、もしかしたら『少女革命ウテナ』そのものだったのかもしれない。
意味
劇場版でTV版のパラレルワールドをやるのはなぜなんでしょうね…
及川光博が蝿の王とは・・・・
劇場版アニメだとなぜか現実=ファンタジーの超克がよく出てくるが、
これだけくり返されるとオタク層がまったく進歩していないと糾弾されているような気になってくる。

実際糾弾されているのかもしれないけど、でもアニメ層はほとんど10代だし。
やっぱり過去の知の集積とかないとキツイ。
うる星やつら・エヴァ・ハガレン・ナデシコと、自分が知っているだけでもこれだけ似たようなメッセージ(メインのテーマじゃないのも)がくり返されてるのを見るとたぶんほかにもあるんだろうなーと思う。うる星は見てないけど。

というかTV→劇場版という流れでひきつけた視聴者にガツンと一発言ってやりたい!みたいなルサンチが製作者がわにあるんだろうか?うがち過ぎか?
いつになったら先に進めるのかとアニメから離れそうになるが離れられないんだよなぁこれが。
まあアニメ層も高齢化してるしオタクの民度もそのうち上がるかな?

 「論座」でオタク評論読んでるような上の世代のオタクたちはもっとオフィシャルに発言してほしい。
どのぐらいいるのかわからんが。
もう一つのウテナの世界
TV版とは、髪型、服装、建物、設定、性格などが少し違い、TV版の続きというより、「もう一つのウテナ」と考えて観てもらうのが、いいと思います。                                                        劇場版というだけあって、映像がとても綺麗です。それにまた、音楽もとてもいいです。  TV同様、ウテナが車になったりと、不思議で意味のわからなさが、ウテナらしくて良いと思いました。                                                                               話の方なんですけど、TV版であまり印象がよくなかった冬芽が、ウテナの王子様だったり、姫宮の王子様になれなかったウテナが、劇場版では、姫宮の王子様だったりと、TV版とは違った、良い話になっていたと思います。                                                                                        
少女漫画のパロディから、少女の内なる世界を打ち壊す!
少女漫画の耽美な学園生活をアヴァンギャルドに演出して独自の世界を描き出す、カルトムービー。思春期の少女たちを取り巻く危うい感情が比喩的に織り込まれ、感性のスイッチが入った人を虜にしていく。正直、わけがわからないと言ってもいいようなストーリー。だけど演劇的な展開と美しい映像で、不思議な空間にぐいぐい引き込まれていく。そう、これは思春期特有の“殻”にこもった少女が、外の世界へ出て行こうとするときの苦悩を描いた物語。あるいはアニマとアニムスの分離なのか。そんな解釈はともかくとして、ウテナカーに乗って外の世界を目指すアンシーの前に“お兄さま”が現れるシークエンスに、すっかり魅了されてしまった。

「生きながら死んでいる」世界に別れを告げたい、そんな少女に勇気を与える…かも?