カストラート

コロムビアミュージックエンタテインメント1996-12-01 - コロムビアミュージ... 価格
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カストラート

コロムビアミュージックエンタテインメント

価格(new/used): -- 円 / 6,300 円 より
発売日: (1996-12-01) アマゾン売上ランキング: 36004 位
DVD / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 17件

これもまたすばらしい。
仮面のなかのアリアのあとの作品。出た!と思って映画館に走っていったことが思い出。
おすぎさんが、グロいというコメントをこの映画にしていた。確かにそういう面は否めないが、この映画もまたすばらしい。
影あっての光、では……なかった
影、というのは勿論お兄さん。華やかに脚光を浴び、苦悩する姿すら絵になる弟の裏で、もはや一片の救いすらなかった存在。素直に同性としてみても、女性視点でみようとしても、哀れの一言。多分に、物語に責任があると感じる。どんなに美しく、芸術的に価値のある舞台と歌声という仕掛けがあっても、ことあるごとに圧倒的弱者を痛めつける描写が入り込んだ途端、白々しくていい気分はしなかった。幕が下りたとき、私ももう、兄さんを見ないでよくなった、と、ほっとしたという事実を述べておく。そして、彼の凋落していく様を目にして、一切何も感じなかった鑑賞者ばかりではないはず――と、ちょっとだけ真面目に願っている。
イマイチ
音楽と衣装・美術は最高なのに、ストーリーに今ひとつ魅力がない。もう少しどうにかならなかったのかなぁと思ってしまう。題材がいいのでよけいに残念。
歌声は合成とのことだが、全く不自然な点はなくすばらしい。が、主人公が口パクなのが見え見え。これも残念。
再現されたカストラートの歌声
 この映画は私をソプラニスタファンへと誘う魔性の作品でした。カストラートの歌声を再現するには、その音域の広さから一人の歌い手で再現するのは不可能ということで、カウンターテナーとソプラノの声を合成して創ったということでした。ご覧になったことがない方はそれだけで興味をそそられるかと思いますが、その期待、一切裏切らない素晴らしい出来になっております。
 ヴィヴィカ・ジュノーの声のようで、オレグ・リャーベツのように透明感があり、岡本知高のような声量、そしてカストラートという特別な存在、やはりデジタルサンプリングでないと有り得ない歌声ということになるんでしょうね。でも、合成されているといっても自然な感じで言われなければ合成とはわからないんじゃないでしょうか?
 とにかくこの作品は、一回目より二回目、二回目より三回目の方が良い、見れば見るほど惹かれるレンタルではなく買うべき作品だと思います。
耽美的
裸の兄弟が狙った女を代わる代わる抱く。
中性的な容姿、声色、男性でも女性でもない懊悩。
ワイルドとか三島好きの女子高生が好みそうな御題は揃っている。
ヘンデル役の俳優の演技がJ・ニコルソンに似すぎてて笑った。
美しいが、ひどく脆弱、ヘンデルが兄弟に言った言葉が、この作品についても言える。舞台衣装は素晴らしく、歌声も実に華美で清らか。
ただ、「浸る」ことのできる年代は限られてるような気がしないでもない。というわけで三つね。