オーバーカム―フィギュアスケートオリンピ...

Alexei Yagudin - 周地社 価格 ¥ 1,890
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オーバーカム―フィギュアスケートオリンピックチャンピオンストーリー

Alexei Yagudin
周地社

価格(new/used): 1,890 円 / 195 円 より
発売日: (2005-02) アマゾン売上ランキング: 149426 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件

スケーターの心境がよく分かりました
字も大きいし面白かったので1〜2日で一気に読んでしまいました。アイドル風のグラビアはちょっと恥ずかしかったですが内容には満足!
普段あまり知る機会のないスケーターの生活や、コーチとの関係について等身大の文章で書かれており、ますますフィギュアスケートというスポーツに興味が深まりました。

この自伝ではヤグディン自身のことの他、元コーチのアレクセイ・ミーシンと、彼の元を離れた後のコーチだったタチアナ・タラソワについてもよく描かれていました。ヤグディンの心境もさることながらコーチたちに関するエピソードが興味深かったです。

特に、確執があることで有名なミーシンコーチに関する記述は目を引きました。この本で見る限りミーシンという人物には何か問題があるんだろうなとは思いますが、同門の後輩だったエフゲニー・プルシェンコが未だにミーシンを慕って彼の元に留まっているところを見ると、この記述だけが正しいとは思えません。見比べるためにも、プルシェンコの自伝の出版もあればいいなと思います。
ヤグのアマチュア復帰!?ニュースを前に
ISU(国際スケート連盟)規定により、プロ転向後に一度だけアマチュア復帰が認められています。伊藤みどりさんもこの規定によりアマチュア競技会に出場したことがあります。もし本当に認められれば、五輪復帰も夢ではないかもしれない・・・そんな夢をファンに持たせてしまう偉大なスケーターの初めての自伝です。
(現在ロシアでは二作目の発売も予定されているとか。)

彼は先天的な股関節のトラブルにより引退を余儀なくされたのですが、それでもアイスショーでの人気は衰えることを知らず、出れば大歓声、出れば大拍手、アクセル系のジャンプは体への負担からほとんど挑戦していませんでしたが、それ以外のジャンプ、スピン、そしてトウで激しく突き進む「ヤグディンステップ」で大いに盛り上がっていました。本当に人気のあるスケーターなのです。

若い頃はスケート番長としてヤンチャとしかいいようのないさまざまなエピソードを世界中でまきおこしていましたが、近年、ショーでも3回転ジャンプを単発や連続で取り入れて成功し、ますます波に乗っているところです。

タラソワというこれまた稀有なコーチが全身全霊でサポートし、スケート技術だけでなく、スケート競技の王道を往く「帝王学」をいちから叩き込んだのも本当に彼にとっては良い結果になったのでしょう。

もし復帰がかなえば、4回転を取り入れた「空中戦」がさらにヒートアップし、園上経験と経年がかもしだす大人の表現力、人生の苦悩と悲哀、歓喜と栄光をリンク上でみせてくれるとんでもない試合が実現するかもしれません。

体調、故障に気をつけて、プロのままでもいいから1日でも長くリンクに立ち続けてほしい偉大なスケーターです。
純粋にストーリーとしてもおもしろい。
こういう言い方が許されるのであれば、出てくる人が皆、
とにかく「キャラが立って」います。

物心つく前に父親と離別した過去を持つ主人公は、
フィギュアスケートに天賦の才能を示す。
とつぜん訪れた国の体制の崩壊にともない
新しくついたコーチ (ミーシン) は冷徹な合理主義者であり、
さらには管理主義者でもあった。
自立心あふれる主人公との間には次第に溝ができ、
さらに従順で優秀な新しい生徒 (プルシェンコ!) の登場により、
その亀裂はいっそう深まっていく。
初めてのオリンピックで関係はかえって悪化し、
ついに主人公はコーチをかえることを決意する。
新しいコーチ (タチアナ・タラソワ) は芸術家肌の心の温かい女性だった。
こうして自分の素質を存分に開花させた主人公は
コーチを換えた事でロシアスケート連盟の不興をこうむり
国内チャンピオンには絶対してもらえないという屈辱に耐え、
二度目のオリンピックで悲願の金メダルを獲得した。
しかし身体の故障により、競技者引退を決意したのであった。完。

初めての五輪に出場しコーチをかえたのが十八歳の時、
念願の五輪金メダリストとなったのが二十二歳の時です。
濃いというだけでは足らない、怒涛のような人生です。
しかし、ヤグディンの堅実で温かい人柄と
勝利にこだわり、管理に反抗する熱血な人柄の両方が
行間から伝わってきて、読後感はとてもさわやかです。


ただ二人のコーチの評価については、プルシェンコがソルトレーク後も
ミーシンとのタッグを組みつづけトリノで金をとったのは事実ですし、
荒川・タラソワ・モロゾフの三者の関係も有名です。

結局、どの人間にも短所と長所があり、
プルシェンコにとってはミーシンの長所が短所より大きく見えたが
ヤグディンにはその反対、タラソワコーチに関してもヤグディン・荒川において
同じことが起きたと言うことなのでしょう。
すごい いい人だよ〜(泣き笑い
ヤグティン! いい人すぎます!

この前の日本、北米、欧州の3地域チームがプロ、
アマ混成の男女計4人の合計点で争う団体戦「ジャパンオープン」
で見てすっごく楽しそうに滑るなあ。
陽気な人だなあ。というのが印象でした。

しかもそのときのプログラムは金メダルを取った「仮面の男」。
一所懸命すべりきって、新採点方式ではあんまり傑出した点では
なかったけど、ニコニコしてて・・・
それで読んでみたんです、自伝を。

感想は何ていい人なんだ〜!という感動で胸がいっぱいです。
自分のことをあんまり美化していない感じ、自伝だから多少の
脚色はあると思いますがすごく正直に書いている気がします。

コーチのミーシンのヒドさや、盗難の話、故障の話・・・
人にだまされたり、マスコミにいやなウワサを流されたり
けっこう大変だったんですね。

でも人にアピールする強烈な魅力満載の写真の彼の目を
見ると、とてつもなく澄んでいて清らかで落ち着いていて
とてもポジティブな人だってことがよくわかります。

すっごく苦労してるのにいまだに子どもみたいなところもあって
好きにならずにいられません。
おいしそうにお寿司を食べている写真があって日本大好き!
って書いてありました。
もっと日本に滑りにきてほしい人です。

ある意味、人類の極北というか、ものすごい「結果」を出した
人なのに親しみやすくて庶民的というか、バランスの取れた
人生をゆったり楽しんでいる感じです。

ロシアの国策としてのスケートへ取り組みとかも興味深いです。
ロシアとそれに関わる変貌について
 ヤグディンの自伝だけど、旧ソ連からロシアに変わる環境の変化をフィギュアスケートを通して見る視点が面白い。
 本を通してだけどヤグディン自身の人柄がよくわかるので、大変上手な翻訳だと思う。
 星4つは値段の面。カラー写真を多様に取り入れているので、ちょっと本にしては値段が高い。