皇太子さまへの御忠言

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皇太子さまへの御忠言


ワック

価格(new/used): 1,470 円 / 840 円 より
発売日: (2008-08) アマゾン売上ランキング: 80170 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

大同小異
いま保守論壇を二分している感があるいわゆる「皇太子妃問題論争」。
皇太子妃の行状を批判し「天皇制度」の行く末を憂慮する西尾氏と、皇室への批判はまかりならぬと西尾氏を批判する、保守派知識人たち。
私は、西尾氏の憂慮は決して杞憂ではないと思う。
西尾氏が著書で論じているように、保守派知識人にとって「天皇制度」の必要性や永遠性が自明のものであったとしても、「天皇制度」についてろくに教育を受けていない我々にとって必ずしも自明のものではないからだ。
「天皇制度」の必要性や永遠性を自明とするような教育されてきた世代が減少しつつある現在、「天皇制度」が直面している危機について、保守派知識人はあまりに楽観視しすぎているように思える。
特に昨今、「格差社会」などと言われ、ワーキングプアと呼ばれる低所得者層が増えつつあり、そうした人達の怨念の矛先が、「天皇制度」を快く思わない政治活動家の策謀によって、自由気儘に振る舞う皇太子夫妻、ひいては皇室そのものに向けられ、「天皇制廃止論」が力を得る危険性が極めて高い。
そうならないためにも、皇室への批判は必要であると考える。
ただ、西尾氏の皇太子妃批判には、いささか暴走気味だなと感じる所も少なくない。
たとえばインターネットの無責任な発言や、知人女性たちの皇太子妃への不快感などを基に皇太子妃批判を展開するのは無理が過ぎると感じる。
皇室は合理的判断で裁断すべきものではないはずなのだが
前著でGHQに対する詳細な分析を試みた西尾氏の書物です。
内容については既にレビューがありますが皇民としてもいくつか疑義が。
まず皇太子殿下とわれわれは同権をもっていません。
皇太子殿下への忠言がわれわれと同じものになるはずがございません。
そして皇太子殿下はわれわれが「管理」するものでもありません。
危機感をもたせるも何もこちらが介入すれはそれはただの不敬であります。
この点を確認しておきましょう。
そしてウィル最新号によれば西尾氏は「皇太子殿下に敵はいない」とのべています。
さらに桜井よしこ氏の言葉「皇太子殿下はわれわれを守るのであって皇太子妃を
守るものではない」をひいてもいます。
しかし左翼学者、上野氏や色川氏などの名前もあげ、彼らに対する警戒もしています。
これでは、皇太子殿下にとっては左翼学者など敵ではないが、西尾氏にとっては敵なので
彼らから(西尾氏などを)皇太子殿下が守るべきである、と述べているとしか
考えられません。左翼などそんなものは西尾氏やわれわれが撃退すればよろしい。
なぜ左翼やフェミニストに皇太子殿下を煩わせる必要があるのかまったく理解できません。
皇室についてお世継ぎ問題は残念ながら伝統の問題ではなく、生物学的問題ですし
もしそれに保守主義者として介入しようとすればDNA操作などを最終的に持ち出すように
なるでしょう。それこそがもはや皇室の危機といえます。
そもそも「忠言」を書いて皇太子殿下が読まれることがあるのか??
だとするならばそれは「私信」の形をとるべきであり数千年日本ではそうやってきました。
決して世俗の本屋などに並べそれを購入させるなどという形はとらない。それは忠言などではなく
利益をうむモノでしかないからです
その点でいえば著者、及び出版社が本書の利益を放棄することが望ましい
皇太子殿下の教育については宮内庁の責任でありそれを大々的に展開することがもっと
必要でしょう。それから始めなければ。
もやもやがすっきり
ご病気の報道以降「雅子様」に対するもやもや感がありました。ご成婚の頃は「優秀なキャリアウーマンが、キャリアを捨てて、皇室に入られた」と応援していましたが、この頃の雅子様の行動を拝見していると、皇室を敬愛している国民の一人として、許せないものがありました。ただ、この雅子様に対する違和感が自分の中でもどう説明してよいか、「近頃の雅子様」を他人と話題にするとき、自分の考えを具体的にあらわせない、「今の雅子様が好きか嫌いか」という低次元の話に陥るもどかしさがありました。この本を読んで、そのもやもや感が払拭されました。私の皇太子ご夫妻に対する違和感を著者が代弁してくれている・・・、そんな読後感です。皇室がかかわる日本の歴史にも触れられており、単なる女性週刊誌的な興味で書かれている本ではありません。終戦直後、昭和天皇が疎開先の皇太子(今上天皇)に書かれた手紙のくだりでは、昭和天皇のお心うちを思うと涙が出ました。
私達の時代で、皇室制度をかえてはいけない、と強く思いました。
皇太子様がご覧になって、ご自分のお立場に危機感を持ってくださるとよいのですけれど・・・。
「アメリカに天皇がいないから、日本にも要らない」
身近にいる30代後半の某六大学出身の先輩が口にした言葉だ。
恥ずかしながら、私も小学校低学年の時、テレビに写る昭和天皇を見て、「(戦争の惨禍に遭ったのは)この人が悪いんでしょ」と母に言ったが、団塊世代だが大卒でなかった母が口を濁したに止まったのはせめてもの救いか。中学に入り、日本の近代史を学ぶ前から、東京裁判史観が刷り込まれており、近代史の授業を「愚かだなぁ、昔の日本は」という先入観を抱きながら聞いていた。
どうして、そのような思いが自然に刷り込まれてしまったのだろう。
一般的な日本の大衆は天皇に関して無関心だという。中には「天皇に関して無関心」であることを、「進歩」的であるが如く誇りにしているようにも感じる。
我々は日本文明に生まれ育ってきた(中には、地球上に地球市民として生まれたなんて思っているニホン人もいるだろうが)。にも関わらず、日本文明の核ともいえる天皇についてどの程度の知識があるだろうか。少なくとも、学校教育において、十分な教育がなされているとはとても思えない。それ故に「最近の日本の若者は皇室に関心がない」となり、諦観して済ます。

本著は月刊誌に載せられた著者の論文をまとめたもので、タイトル通り、「皇太子さまへの御忠言」である。
ただ、実際に読んでみると、単なる御忠言や憂慮だけではなく、「天皇とは何か?」「日本とは何か?」「日本人の宗教観は?」といった戦後教育に欠けていた日本文明論も学ぶことができるのである。
著者の主張がいろいろ波紋を起こしているようだが、「無関心」という絶望からの脱却として結構なことである。
本著は世界に誇るべき日本文明に生きる我々日本国民に対する忠言でもある。
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