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映画の呼吸―澤井信一郎の監督作法
澤井 信一郎
ワイズ出版
価格(new/used):
3,990 円 /
3,500 円 より
発売日:
(2006-10)
アマゾン売上ランキング:
408979 位 単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 1件
名匠:澤井信一郎監督が自作を語る渾身の映画指南書!!
『野菊の墓』(松田聖子)『Wの悲劇』(薬師丸ひろ子)『早春物語』(原田知世)『時雨の記』(吉永小百合)、そして現在公開中の『蒼き狼 地果て海尽きるまで』の演出を手がけた名匠:澤井信一郎監督の軌跡を振り返った著書である。助監督20年(東映ヤクザ映画や『トラック野郎』シリーズ)、監督として25年、映画界に携わり当時の回想をインタビュー形式でつづられている。
個人的には助監時代の『トラック野郎』での脚本の話が面白かったです。『度胸一番星』で菅原文太扮する桃次郎が佐渡の女に惚れ、佐渡の歴史、佐渡の文学や文献を集めて格好つけ、読書で知的なところを女にみせようとカッコつけて三島由紀夫の『サド公爵夫人』を買い、最後にその女に振られて「さようならサド」と崖からその本を投げ捨てるシーンの挿話は爆笑物でした。
そうした作品への反動からか澤井氏が監督になると『野菊の墓』を始め、『Wの悲劇』『時雨の記』といった文芸作品を撮り続けているのだからおかしなものである。澤井氏も監督デビューの10年前から監督の話は度々あったらしいが当時の東映はヤクザかポルノであり、新人はポルノ(『女番長』『恐怖女子高校』『徳川セックス禁止令』等といった内容のもの)しかなく、現在の澤井氏の作風から考えればやはり抵抗があったのかなと思う。
追伸、もし山田洋次監督が松竹でなく、東映に入社してたら寅さんシリーズではなく、トラック野郎を撮っていたかもしれず、そうなると一度観てみたかったものである。
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