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映画監督 増村保造の世界―「映像のマエストロ」映画との格闘の記録1947‐1986ワイズ出版 価格(new/used): -- 円 / 14,800 円 より 発売日: (1999-03) アマゾン売上ランキング: 343355 位 - / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件 豊かな知性と迸る情熱を兼ね備えた書物=監督三島由紀夫の同期生増村保造は、東大法学部卒業後、イタリアで映画を学び、日本映画に新風を吹き込んだ。本書は、彼の全作品レビュー・関係者インタビュー・監督本人による自作解題・批評集をまとめたものである。 本書をひもとけば、青年時代におけるヨーロッパ文化との衝撃的な出会いをきっかけに、彼が、いかにして、あるいは何のために、映画を作ってきたか、が理解できるであろう。、 また、本書に含まれている、彼の含蓄に富んだ映画論は、数十年前のものとはいえ、古さを感じさせないばかりか、記号論的な学者主義に満ちた映画批評が跋扈する昨今において、逆に新鮮ですらある。酒の席で「オレの教養は海よりも深く山よりも高い」と呟いてみせたという、旧制高校で学んだエリートとしての面目躍如といったところであろう。特に出色なのは彼の師であった溝口健二論と、鋭い視点から斬ってみせる巨匠黒澤明論である。 しかし、何よりも本書には、映画への情熱と夢をかきたててくれる息吹のようなものが漂っている。映画監督の本は数あれど、これほど一途な力強さを感じるものは数少ない。まずは増村保造の映画に親しんでから読むことを勧めるが、そうでなくとも、批評集を通じてそのような「息吹」を楽しむことはできるはずである。 同じテーマの商品を探す
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