DECOTORA

- リトル・モア 価格 ¥ 3,045
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DECOTORA


リトル・モア

価格(new/used): 3,045 円 / 1,644 円 より
発売日: (2007-08-06) アマゾン売上ランキング: 340647 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 1件

こりゃ「昭和」なんかじゃなくて、「平成」の象徴?
 いやぁデコトラって人知れずディープに進化してたんですね。
 俺の小中学生時代がちょうど「トラック野郎」のデコトラの走りで、フラッシャー付き自転車にラジカセとか秋葉原で仕入れた電飾パーツ積んでデコチャリ気取ってた奴もいたなぁ(だいたい既製品でリトラクタブル・ヘッドライト搭載!なんてのもあった)。まぁ、ガキの目から見てもデコトラってのは、当時、トレンディってゆーか社会風俗だったのだ。でも、その後、俺の知ってる限り、デコトラがマスコミを賑わすことなんかなかったよなぁ。ところがこの写真集見ると、これはもうオタクそのものだよね。
 デコトラから連想するもの。超合金ロボ、ピンボールマシン、ラスベガス、日光東照宮、パチンコ台、新宿のディスコ、曼荼羅図、大衆キャバレー、仏壇......まぁ、でも一言で言えば「昭和」だよね。「恋の最終便」とか「日本列島ひとり旅」なんてモロ演歌のタイトルだし。水中花のシフトレバーや運転席の天井からドーンと吊り下がるシャンデリア、荷台を改造した居間の、これでもかの悪趣味も、何かを強ーく強ーく訴えかけてくるんだよね。なんなんだこれ?
 で、単純昭和レトロかっていうとそうじゃなくて、車体を横から見ると、フロント部分のデッパリ方とか超異形で、こりゃ普通の進化形じゃなくってフリークスっていうか、常軌を逸してる(Jポップスの楽曲としてのバランスの悪さにも通じる)。
 この、あまりの過剰さ、バランスの悪さは、なんか「昭和」のほのぼのさっていうより、強迫症的な「平成」を感じさせるんだよな。
 いやぁ、頁めくればめくるほど、何かあるよ、このデコトラには。こりゃ「昭和」なんかじゃなくて、「平成」の象徴かもしれない。「平成」って「昭和」と切れている訳じゃなくて、よくも悪しくも「昭和」の成れの果てなんだなぁーって。
 色々考えさせる写真集である。