謎のゲーム魔境〈4〉ロストゲームズ DE...

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謎のゲーム魔境〈4〉ロストゲームズ DECO&ビック東海編


マイクロマガジン社

価格(new/used): -- 円 / 500 円 より
発売日: (2004-09) アマゾン売上ランキング: 132600 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 3件

伝説のチェルノブを知ってますか?
クソゲー論評でその名を馳せるゾルゲ市蔵氏のDECO論です。
非常に奇抜なセンスの作品を排出したDECOやデータイーストに関する
ゲームを詳細に記載しており、まさにマニアが書いた
マニア向けの本と言えるでしょう。

作品レビューでは個々の作品に点数をつける形態としており
100点満点‥かと思われますが”評価不能”から68000点まで
幅広い採点がつけられており、どちらかというと
”オレ様の愛情指数”的なアピールとなっています。
特に68000点をマークしたチェルノブのレビューが秀逸。
DECOの持つクレイジーさと著者の前衛的な表現方法が
芸術的なまでの相乗効果を発揮しています。

個々の作品に対する造詣が非常に深いことが読み取れますが
一方で彼の紡ぎだす”言霊”は非常に特殊でよく言えば前衛的、
誤解を恐れずに言えばデンパ的であり、読むものの脳下垂体を
容赦なくシェイクしていきます。
脳のバイオリズムが好調なときに本作に”取り組む”ことをオススメします。

読後感はどちらかというと作品に対する知識が深まるというよりは
ゾルゲワールドを容赦なく堪能できた、という感じですね。
とりあえず彼の初期の作品”美食倶楽部バカゲー専科”を
一度ごらん頂き、その世界観がツボにはまればお勧めできる一作です。
読者を選ぶ作品のため、☆3つにしました。

まったくもってクラクラする現実
この本の出版元であるマイクロマガジン社とは「“マイク”を持って“ロマ”ンチックに“ガ”ンズを歌えば“じん”わり染みる」の略…なはずねーだろ! という判りやすくたわいもない嘘があちこちに散りばめられているので、大小問わず嘘が嫌いな方や活字を何でも信じてしまう方は避けたほうが無難です。

駄目だけど伝説になり、駄目だけど愛され、駄目だけど駄目だったデータイーストとビック東海という2社を取り上げた一冊。全体の70~80%がデータイースト(ピンボールもフォロー)で、残りがビック東海となっています。
今回の特徴としてはインタビューがやたら多いところでしょうか。これまでの「魔境」シリーズに必ずあった海外旅行記やあとがきマンガはページ数の都合でなくなってますが、内容のイカレっぷりとそれなのに何か考えさせられてしまうのは相変わらずです。

「チェルノブ」のオープニング~1面BGMや、「空牙」の“Vapor Trail”のあまりのカッコよさに一発でヤラレてしまった私にとっては、この本で述べられているほど狂ったメーカーという印象はなかったのですが、今になって冷静に考えてみると、「トリオTHEパンチ」のイキっぷりにクラクラし、「グレイトラグタイムショー」の思いきりっぷりに(笑いすぎて)涙したりしてたなぁと思うのです。

ビック東海に関しては「バカゲー専科」やユーゲーで得た知識しかなく、マニやんは魅力的なキャラだなぁというしかないのですが、本書にはDC版バトルマニアの企画書が載っていて、実現してれば面白かったのになぁと思います。

俺の狼牙は月光か大蛇
 PS以前のゲーム史というのは、一番盛り上がったのがインターネット普及前だったり、バブル崩壊で主立った中小企業が人知れず消滅していったり、そもそもゲーム業界の真実の記録なんてものは社会的にやばめだったりといった理由で、プレイヤー同士で古い記憶を引っ張り出して懐かしがるのがせいぜいである。

 で、今回はその中でもプレイヤーの脳天を直撃するメーカー・データイーストがメイン。あとおまけ的にビック東海、というかバトルマニアの幻の続編企画書。メガドライバーならこれは外せないでしょう。

 ところで、今回もいつもの通り(しっかりとした資料集めが全く内容に反映されていない)なのですが、1作目から既に5年がたって「そろそろちゃんとした資料として纏めておかないとマジやばくねぇ?」と不安を感じてしまったり。

 デコのピンボールについてリストが揃っていますが、多分これが日本でピンボールに書かれた「最後の本」になるのではないでしょうか?ああ、もちろんポケモンピンボールとかの攻略本は除いて。