世界のドア (Design)

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世界のドア (Design)


ピエブックス

価格(new/used): -- 円 / 2,000 円 より
発売日: (2005-04) アマゾン売上ランキング: 213725 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

詩情ゆたかな扉たち
 ドアというと〇〇エモンみたいなので扉(とびら)といいたい。扉の方が詩情があるではないか。ここに収められた200近い写真のどれもが、それぞれに独自の詩情を漂わせている。
 開けば外界と内界との交流の装置となり、閉じれば秘せられた空間を守る装置となる扉。さまざまな比喩に用いられる扉という装置の多義性、曖昧さ、堅固さ、脆さ…。見ていると色々な思いが浮かんでは消えていく。

 オビにあるように「異国情緒あふれる」世界中の扉の写真が満載された美しい本。イスラームの扉は一目でそれと判るし、アジアの少数民族の扉はいかにも貧しそうだ。扉は家の歴史だけでなく、民族や文化のありようまで語るのか。
 共通して感じられるのは扉への思い。ここに紹介された扉たちはただの「出入口」であることを拒否している。だからこそ被写体に選ばれたのだろう。作った人は扉にどんな意味を持たせようとしたのか、足を踏み入れる人に何を伝えようとしているのか。わたしたちがふだん通り抜けている多くの扉はメッセージを感じないものがほとんどだ(そのおかげで気軽に通ることができるのだけれど…)。

 難しい本ではありませぬ。きれいな扉、珍しい扉がたくさん見られる楽しい一冊。上記のような感想はヘンジンのたわごとと思っていただいて、気楽に楽しんでください。満足度の高い写真集です。