仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理 ~...

- ブックマン社 価格 ¥ 1,500
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仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理 ~マネーの時代を生きる君たちへ~ -原田武夫の東大講義録-


ブックマン社

価格(new/used): 1,500 円 / 252 円 より
発売日: (2007-01-25) アマゾン売上ランキング: 66883 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 9件

参考になりました
投資を学ぶには、どうしても米国を中心とした投資ファンドの動向を
学ぶ必要がある。
その基礎について分かりやすく伝えてくれる良書。
マスメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自分のために
自分の頭で考え、自分自身への可能性に投資する
本として有意義で参考になる良書でした。
時事問題の情報活用能力の基礎力強化本。
単なる陰謀・トンでも本ではないというところが、原田大先生のウリなのだっ。 あなどるなかれ、東大の単位認定講義の講義録だ。

既知の事実だが、新聞等メディアは広告主に逆らえないという宿命を負っている。 だから、読み手は、これらの情報を読み取り・活用する手立てを用意する必要がある。 メディアからの情報は、ただそれだけでは何も生まない。 いわゆる情報リテラシーってやつだ。

異論反論、あるかもしれませんが、情報リテラシーを身に付ける入門本として、お勧め中のナンバーワン。 

見開き、左ページが読み物、右ページが用語解説になっていて、予備知識ゼロでも読みこなせるよう配慮されている。
アメリカによる富の収奪
今までいろいろな本で書かれているように、構造改革とは、アメリカが日本から国富を収奪するための工作の一つである、と著者は断ずる。

郵政民営化により、個人が株式市場に殺到するお膳立てが出来上がった。著者によると、それは2010年頃に訪れる。米系ファンドは、株価をまず叩き、下げきったところで買い漁り、日本人に高値で売りつけるというシナリオが出来上がっているという。

米系コンサルタントや監査法人はアメリカの諜報機関としての役割を持ち、国際会計基準に対処するため、助けを求める日本企業の情報を、根こそぎアメリカに持ち帰り、企業スキャンダルや、システムの脆弱性を狙った工作のネタとして用いている。

何でもかんでも陰謀と言う気はないが、この書を読むと、創られた危機、創られた構造改革、そしてお膳立てされた保守回帰路線によって、アメリカが世界の富を吸い上げている構造が浮かび上がってくる。

やれ、ハードウエアが古くなった、ソフトのメンテナンス性が悪くなった、現在のトレンドはWeb化だと言っては、本当のところは投資対効果も測れぬ情報システム刷新に、巨額の金を注ぎ込むのに良く似ている。まさに著者の言う、創造と破壊のプロセスの繰り返しである。
アメリカが背後で糸を引く、意味の無い創造と破壊のために、多くの人が死に、多くの人が馬車馬のように働き続け、なけなしの富を収奪されているのだ。

本書には、アメリカの富の収奪に対して上手く立ち回るための方法が書かれている。人的ネットワークを創り、アメリカの「奥の院」(建国以来続く少数のパワーエリート達)に対抗しようというのだ。

あるいは逆に、アメリカにすり寄る事によって、利益を得る事も可能だ。しかし、そのような人々に対して著者は次の言葉を贈っている。「狡兎死して走狗煮らる」
アメリカ「奥の院」というモデル
世界中の富が集中する仕掛けが出来上がっているという、
アメリカの「奥の院」に対抗するロジックを教えてくれます。
小説「ウルトラ・ダラー」にあったインテリジェンス要員の
スカウトの物語にも似た、奇妙なリアルさがありました。

日清戦争の終末における英国の動きを例にとって、
「奥の院」の手口を説明するところなど、
なかなか面白かったです。

「奥の院」の存在が本当なのかどうか、そこのところは
良く分かりませんが、フィクションのかたまりである
精神分析が実効を上げているのと同じように、たとえ
リアルな存在ではなくても、結果として正しい対策を
取らせてくれるのであれば、このような骨太のモデルは、
知る価値があると思います。

反米なのか金儲けの指南書か?
原田氏がネットで書いている事の総まとめの書。アメリカによる富の収奪システムを解き明かしているが、おおむねこれは事実なのだと思う。本書を読むと日本は小泉、竹中ラインにより完全にこのシステムに組み込まれてしまい「時すでに遅し」との印象を持つ。 氏の言説で一番気になる所はこの状況で日本人の気概を持った生き方を説いてはいない事だ。 本の内容から少し逸脱するが、氏の主宰する有料情報では逆にむしろ短期的な米資本の動きを先読みしその尻馬に乗り小銭を掠め取る事を薦めているようにも思われる。 単に「より愚かな日本人」から米資本と相乗りで金を巻き上げる小賢しい生き方を説いているだけではないのかとの疑問がぬぐい切れない。