Louis I.Kahn Houses―...

斎藤 裕 - TOTO出版 価格 ¥ 4,935
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Louis I.Kahn Houses―ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974

斎藤 裕
TOTO出版

価格(new/used): 4,935 円 / 3,998 円 より
発売日: (2003-10) アマゾン売上ランキング: 20059 位
ハードカバー / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 9件

ルイス・カーンの言葉を聞いて
ルイス・カーンについて知ろうとしてこの本を見てもわからない。
ここに来る前にルイス・カーンの言葉をよく聞いてから見るべき本だと思う。そうでなければ単なる写真集でしかない。

この本の貴重なところは実際に住んでいた方の言葉が掲載されている事。(フィッシャー邸)他の本では空間を分析するだけのものが多く、実際に経験されれた方の感想は少ない。それ故この本は貴重だと思う。

P12「空間を分ける」と言う文章があるが、これは正しくもあり、正しくもなし、ではないだろうか。もともとルイス・カーンは空間を分けていない。結果から言えば分けて考えていると言えなくもないがそれは少し機能主義的見方かもしれない。ルイス・カーンの空間は人間の行いに対して寄ってきて共同体となるものなのだから。
基本設計中の参考にどうぞ
フランク・ロイド・ライトの建築が気に入っていましたが、いろいろと調べている内にルイス・カーンにたどり着きました。本当に質感の高い建築は、普遍的であると思い知らされました。この本のおかげでコンセプトに共感できる建築家とも巡り会うことができました(^^)。基本設計に1年半ほど要しましたが、未来に受け継いでいける住宅ができそうです。
自宅建築のコンセプト
昨年自宅を新築したが、それにあたり方々の評判住宅やモデルハウスを見学したり、多数の住宅関連雑誌等を見たが全く参考にならず徒労に終る。結局最終的にはこの本が唯一の住宅建築のコンセプトつくりの一助になった。全てがまるで宝石のようなカーンの住宅、それに比べなぜに日本の住宅はかくも”ブザマな物”になったのか、嘆かわしい!
愛情のこもったカーン住宅作品集
 名作キンベル美術館の作者の住宅作品集を、愛情こめて綴った本。大建築家の名声を得た後でも、経営的には割りに合わない個人住宅を重視して時間をかけて設計・建築していったカーンの人柄は、フィッシャー夫妻のカーン追想録に偲ばれる。安藤忠雄さんも、個人住宅は一人前の建築家になる試金石として、今でも重視されているようです。
 カーンは「光」を大切にし、「どのような太陽のひとひらが、あなたの部屋に入ってきますか」と問うた。日本人なら、秋の日、障子に移る落葉樹のゆらぐ葉影と流れる雲の影に、自然の微妙な移ろいを感じるので、カーンの考えに素直に共感できるだろう。
 個人的には、カーン最後の作品「コーマン邸」が住みたいと思う住宅です。木と石と暖炉をモチーフとしたカーンの集大成。日本人の感覚からすると、屋根が平板で夏大丈夫かと心配になる。緯度の高いフィラデルフィアなので、真夏の灼熱地獄はないのでしょう。建築は風土と密接不離のようです。
 「コーマン邸」を知ると、日本建築の良さ・ありがたさを再認識します。腕の良い大工さんが、クライアントの希望を聞いて、シンプルかつ愛情込めて丁寧に建てたならば、世界的にも最高水準の住宅なのだと…。
素晴らしいお仕事に感謝!
様々な写真から伺える、住まう人々を優しく包み込むような暖かさ、しかしそこに漂う凛とした心地よい緊張感・・・これらの住宅を眺めていると、ルイス・カーン氏と施主が暖炉の側で紅茶の香りを愉しみながら、来たるべき素晴らしい未来について楽しそうにディスカッションしている姿が思い浮かびます。「幸せ」とはこういう光景のことを言うんだろうなぁ・・・あぁこんな家に住んでみたい・・・
・・・ただ、あえていくつか苦言を挙げるとすれば・・・

①ルイス・カーン氏の住宅に住宅論とか小難しいテキストは必要ないと思います。俯瞰からディテールまでの写真と適度な大きさの図面があって、目にした人それぞれがそれらから想いを感じ取る・・・それだけで十分です。贅沢ですが、もっと写真と図面を載せてほしかったです。

②かなりのヴォリュームの本ですが、あえてソフトカバーにして単価を安くしてほしかったです。この本は建築の専門家だけでなく、広く一般の人々に目を通して頂きたい本だと思います。建築家の書棚に収まっているだけではもったいなさ過ぎます。

苦言を呈してしまいましたが、「あえて」です。素晴らしい本であることに変わりはありません。素晴らしいお仕事に感謝!



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