売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケテ...

Al Ries - 東急エージェンシー... 価格 ¥ 1,529
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売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

Al Ries
東急エージェンシー出版部

価格(new/used): 1,529 円 / 700 円 より
発売日: (1994-01) アマゾン売上ランキング: 7766 位
単行本 / 在庫あり。
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 41件

マーケティングに対する思い込みを修正するのに依然として有効な役割を果たす
原作自体は、The 22 Immutable Laws of Marketing: Exposed and Explained by the World's Twoで1993年には発売されているから16年以上も前の本ということになる。1993年当時のアメリカ人にとってなじみのある企業の実例がそこかしこと登場する。いくつかの例は陳腐化しているし、既に対象企業が存在していないと思えるものもある。

22の法則を金科玉条的に使用するというよりも、自分の頭の中の思い込みを点検するのにふさわしい。いくつかの事例は、時代の淘汰を経ていまなお有効であることが実感できる。

参考になった個所は、以下の通り、
→今までなにげなく実施してきたマーケティング施策の多くが、これらの法則のどれかに当てはまる

→マーケティングとはそもそも個別商品を個別の消費者に効率よく売り込む営みであるという原則論

→経営陣は変わっていく。しかしマーケティングの法則は不変である。
 会社というものはただちに成果を望むものなのだ。だから、注意していただきたい。財務担当者は短時日のうちに、あなたに対して厳しく当たるようになるだろう。
 どうか辛抱していただきたい。「マーケティング22の法則」は、あなたの成功をきっと支援してくれる。そして、成功に優る仕返しはないのである。

→法則の多くは、企業エゴや因習的考え、品質優先の経営などに対して、公然と背くものだ。

→成功するマーケッターは、常に先行投資を行う。彼らは収益をそっくりマーケティングに再投下する。このため、二、三年の間は利益を受け取らないのである。

→資金の伴わないアイディアは無価値である。資金を得るためなら、多大な犠牲をも厭わないくらいの覚悟をしていてほしい。
理想と現実を併せ持つ法則
膨大な実例を研究して見出したというマーケティング22の法則は、シンプルな解説と実例の紹介により説得力のあるものと感じられる。
単にマーケティング論ではなく、ポジショニングということに焦点を当てればブランディングなどでも活用でき、応用の幅が広い法則と言える。

広告代理店に莫大なお金を払って間違ったマーケティングを行っているといった厳しい見解を述べる一方で、マーケティングには資金が必要だということを最後の最後で法則として持ってくるあたり、単なる理論ではなく「売る」ための現実をしっかり見据えている。

既に初版から10年以上経っているが、簡単に色あせない普遍性は一読に値します。
名著ダイジェスト
基本的には、
名著「ポジショニング戦略」や「フォーカス」で、展開されている持論が散りばめられており、前述の2冊を先に読んでしまうと、それ程の衝撃はない。

ただ、考え方としてはタイムレスな法則であり、もちろん現在にも応用できます。
勇気を持ってポイントに集中する
本書の戦法は一撃必殺というか、一つのブランドメッセージに集中して、顧客の心を捉えることにある。この本の前の時代、80年代までは多角化がブームだったことも背景にあるのだろう。そして繰り返されるメインテーマが、マーケティングとは顧客の心、認識をめぐる戦いであるという主張。どんな優れた商品でも、どんな美しいマーケティング戦略でも、顧客の心に入れなければ、翌年にはゴミ箱行きになってしまう。

他に、一番手の法則、二極分化の法則、分割の法則などが心に残った。自社のポジショニングを正しく理解する、というか、自らの分をわきまえた戦略でなければ、効果を産まない。

筆者は繰り返し、ただ貪欲なだけの複線化、顧客の心を捉えない美しいだけの戦略、を数々の失敗例を挙げて批判する。優等生の経営者やマーケターが陥りがちな間違いに対する、アンチテーゼの立場だ。それでは多角化の成功例はないのか、環境変化にはどう備えるべきか、現代日本ではどうか・・・この一冊だけでは疑問はつきない

ただ、20〜30年前の米国の事例で知らない企業が多いものの、説得力をもって響くのは事実。勇気を持ってポイントに集中することが、求められている。
マーケティングの一年生からベテランまで、すべての人にすすめたい
僕がはじめてに手にとったマーケティングの本ではなかろうか。非常に懐かしい本。レビューを発見して、まだ出ていたんだ、と嬉しくなる。もう15年前の本か、時間が経つのは早いね。

本書の基本になるのはブランディングに対するややもすれば保守的な考え方。ブランドとは消費者に対してたった一つのメッセージを発信するものだから、そのメッセージを発信するのに最適なポジションを見つけ、一度見つけた後はそのポジションを愚直に守りなさい、というのが基本姿勢。このためブランドの意味を曖昧にするブランドエクステンションには懐疑的である。このポジショニング・ブランディングに対する考え方は分かりやすいし、マーケティングの世界で一時代を席巻した感はある。今読んでも学ぶところは大きいだろう。

本書は、マーケティングだけにとどまらず、消費活動に携わるすべての人にとって、ブランドとはいかなる意味を持つのか、それを教えてくれる、とてもよい教材なのである。


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