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あさま山荘1972〈下〉 |
| - 彩流社 価格 ¥ 1,937 | |
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あさま山荘1972〈下〉彩流社 価格(new/used): 1,937 円 / 665 円 より 発売日: (1993-05) アマゾン売上ランキング: 61692 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件 あさま山荘1972(上)(下)1972年。私は大学生だった。東京の何処かですれ違った人たちであったかもしれない、私の中に戦慄が走った。熱心なシンパであった私は、印旛沼の事件から心が冷たくなっていくのを知った。何処かですれ違っていただろう人たちも、心優しい人たちであった。時代の流れに翻弄され、その時代の流れの速さに、或いは溺れてしまったのかもしれない。今、なんて静かな時が流れているのだろう。ふと、オウムを思った。黙して語らず死んで行くことを選んだオウムの新見こそ革命家ではないか、と。坂口さんは本当に再審請求をしたのだろうか。あさまさんと呼ばれている吉野さんの現在を知れて良かった。分水嶺だろうな、きっと。 他とは違う視点で・・・この本からついに私達の知るあさま山荘事件の話になってきます。 多分今まで読んでいたあさま山荘の関連本とは全然違う視点で、 事件全体を見ることが出来ると思います。(犯人自身が書いているので当たり前なのですが・・・。) 私があさま山荘事件と言うものを理解したのは数年前で、それまでは恥ずかしながら自分の生まれる前に起きた乱射事件程度の認識しかありませんでした。 私の受けた彼の印象は、「優しくて気が弱い真面目な人」そんな人であるが故に、自分の置かれた立場と状況の中、あの惨殺事件を起こしてしまったんだろうと思いました。 こんな殺伐として、どこか冷めている時代だからこそ是非とも、あの時の彼らと同い年の人達には読んでもらいたい一品です。 あさま山荘事件、凄惨なリンチ殺人事件を描く迫真の書前巻はメンバー2名を謀殺するところで終わるが、これは潜伏先の山小屋で起こったリンチ殺人事件に発展していく。軍事訓練を行った山中で、29名のメンバー中、12名を死なせたという事件だ。その後、警察の追及を逃れ軽井沢に逃げ込んだ著者を含む5名は「あさま山荘」に立てこもる・・・。 下巻では著述の順番を変え、一連の事件の帰結である「あさま山荘事件」を立てこもり側から描いていき、そののちリンチ殺人へさかのぼって著述するというスタイルをとっている。 「あさま山荘事件」としては警察側の視点で描かれ、映画にもなった佐々淳行の著書があるが、本巻はこの事件を犯人側の視点で克明に記す(佐々の作品とあわせて読むとより興味深い)。備蓄されていた食料から何を作って何を食べたのか、どこに篭り、仲間内または人質と何を話したのか・・その描写の詳細ぶりはすごい。最終局面では、突入した機動隊と1部屋1部屋を巡っての攻防が描かれる。 著者の記述に当たってのスタンスは首尾一貫、一連の事件を反省するスタンスで描かれているが、一方で思想的な部分の記述は彼ら自身の理論から抜け出せていないようにも思える。 |