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封印作品の謎 |
| - 太田出版 価格 ¥ 1,554 | |
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封印作品の謎太田出版 価格(new/used): 1,554 円 / 100 円 より 発売日: (2004-09) アマゾン売上ランキング: 32868 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 27件 考察に値する取材結果『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」、『ブラック・ジャック』第41話「植物人間」・第58話「快楽の座」、『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」、映画『ノストラダムスの大予言』などの、現在は「封印」されてしまっている作品について、その経緯や背景を明らかにすべく取材をした著者による、取材記録的な内容。 題材が「封印作品」であるだけに、関係各者の証言も歯切れが悪かったり、また当時の記録が残っていなかったりと様々な困難があり、真相を全容解明するには至っておらず、さわやかな読後感が得られるとは言いがたい。 また、著者の取材手法が、しばしば“当たって砕けろ”的な関係者への直撃取材を軸としているところもやや残念なところ。もっと周辺取材をし事実関係を固めてから、取材対象者の反応や理屈を予測し、対策を練った上で取材を申し込めば、より深い証言が得られたのではないかと思う。 しかしながら、作品が封印されるに至る経緯として、個人あるいは団体からの抗議文・抗議行動や、またそれを拡大報道するマスコミに原因があったことなどは、考察に値する取材結果だと思う。 個人的には、作品を封印することで決着とされてしまっているのは、抗議をする側にとっても、抗議をされる側にとっても、後進のためにならず、残念なことと思う。 むしろ、抗議する側の主張と、作品の内容についての問題点、制作側の姿勢や意識の問題点などを検証し、文書化して作品に添付し明示した上で公開を続けた方が、世間の意識や議論も深まるので良いと思うのだが。 差別と表現の問題差別と表現の問題を考えさせられる優れたルポルタージュです 主な主題は−被爆者差別、精神障害者差別、身体障害者差別、 ロボトミー、猥褻性。 各章に一貫して言えることは 【表現者側は、差別をしているつもりはなく、むしろその反対であ るにもかかわらず、受容者側の一部にとっては、差別そのものと みなされてしまう】 という皮肉な逆説です このことは極論すれば、たとえば− 『部落差別はあってはならない』という言説に対し、"部落"という 言葉をあることそれ自体がすでに差別である、というに等しい 弱者やマイノリティを題材として扱う際にこの問題を回避するため には、結局のところ、鋭敏なセンスと正確な知識をもって「表現そ のものを洗練させる」ほかにないのかもしれない (本書で語られた 封印作品は、芸術的にはいずれもいわゆるB級作品である) 第5章は要らない。私的な思い入れであること(作者自身が白状し ている)と、おそらく主題あるいは題材に広がりを与えたかったこと が、この章の存在理由なのだろうが、いかにも無理に接ぎ枝した 感が否めない。この章だけ明らかに異質なのだ。そのぶん☆を1つ 抜いた。惜しい それにしても、作者は取材していくなかで身の危険を感じなかった のだろうか (第二章「狂鬼人間」の顛末は犯罪を暗示しており不穏 きわりない) 思い入れ次第封印された作品(もしくは作品の一部)が、どういう理由で、そしてどういった過程で封印されていったのか、という謎にせまるレポート。取り上げられた作品は古いものが多い。 封印理由や過程についてただ取り上げるだけでなく、その根底にある社会背景についても考察されており、なかなか興味深かった。 取り上げられた作品に思い入れがあるかどうかで評価は変わってきそう。60〜70年代の作品が主なので、その辺に思い入れのある年代のかたにお薦め。 わかりやすいウルトラセブンの12話・映画『ノストラダムス大予言』などの、封印理由がこの本にくわしく書かれてあります。買って損じゃありません。ぜひ読んでみてください。 私にとってはすばらしい本でした。ウルトラセブン第12話が欠番になっている理由については、風のうわさ程度にしか知らず、なぜ未だにメディアにでないのか不思議でした。この本を書店で見て、迷わず買い、むさぼるように読みました。子供の頃からの疑問が30年後に、それも自分より年下の作家の本で解決するなんて。すばらしいことでした。ネタばれはしたくないので、気になっているかた読んでください。 |