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本づくりの常識・非常識 |
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印刷学会出版部 価格(new/used): -- 円 / 106 円 より 発売日: (2000-07) アマゾン売上ランキング: 581452 位 単行本 / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 2.5 / 総数: 2件 印刷技術論というのがふさわしいこの書籍のタイトルは印刷の常識・非常識に近い。少なくとも本をつくることだけにフォーカスした書籍ではない。 筆者の旧来の技術を大切にする姿勢は同業者として理解できるが、書籍のはじめで「でたらめなDTPソフトウェアといい加減なエンジニア」を批判するのは超保守的でもなく、筆者のDTPに否定的な感情論でしかない。読者は筆者の一方的バイアスには注意が必要である。 内容的には電算写植機に応じた組版に傾倒した感がある。しかし電算写植の応用であるCTS技術等について言及されていない。画像処理系のCEPSやDTPに関しては先行調査の不足と考察の甘さが目立つ。たとえば、網点の角度では、筆者の論ずるとおりに角度を設定した場合PostScript系ではモアレを生ずる。PostScript処理系では初期の段階で判明していた問題点である。回避策もあるため、参考文献を読めばこのような記述にはならなかったと思われる。 筆者の強烈な主張があるだけに、誤謬や調査不足と思われる箇所が多く見つかるのは残念である。 ほめるべき点としてあげるなら、旧来の技術を丁寧に説明していることだろう。むやみに自らを保守的といわず、製本等の基本的な技術を丁寧に記述することに徹していたらリファレンスとしての価値があったと思われるだけに残念だ。 本づくりのプロによる丁寧な指南書パソコンやワープロの普及で、多くの人たちが文書を作成する時代になってきた。しかし、書籍の本文を形づくるためのルールは、活版時代も今も変わらない。本書では、印刷・出版の世界にあって本づくり歴五十余年の著者が、書籍制作の実際をていねいに指導してくれる。ありがちなうっかりミスの実例も豊富で、勉強になる。 |